過去を振り返ると似たようなできごとがあり振り返っています。長くなるので分割しています。
私はA子さんのことを説明したことや役割として求められていることが理解できない理解力に欠ける人だと感じました。そして、教えたことを身につけようとせず、自分が好きなことばかりやろうとする態度にイライラしました。
当時の上司に相談をしたところ
「A子さんのレベルにまで下りないあなたが悪い。小学校低学年の子どもに教えると思ってかみ砕いて教えてあげればいいじゃない。」と言います。
私は言われた意味がわかりませんでした。
A子さんが理解しやすいように全体を踏まえて抑えるポイントを伝える。抑えるポイントをクリアすればよいところにまでかみ砕いて説明をしているのに、これ以上どうすればいいのか。また、私がいたらないからこういうことになったと言われているように感じました。
それでも仕事を教えようという気持ちがあったので、教えることは続けていきます。そうしたところ、A子さんは打ち合わせで決めたこととは異なる行動をとり大失敗をしてしまいました。厳しい口調で注意をしたところ、A子さんは泣き出しました。
大失敗の要因はその前に打ち合わせた内容を理解できていなかったから。今までのことを思えば何の不思議もない話です。そしてA子さんが「分かった」と言う言葉を信じて任せた私の失敗でもあります。
A子さんが泣き出したのを見て、一部の人からは「虐めている」といわれ、それも不愉快でした。
このころは上司も先輩、後輩も私以外のメンバーがすべて変わってしまったときでした。私はそのチームでは一番のベテラン、他はその業務経験がない人たちというメンバー構成で私を取り巻く環境が大きく変わっていました。
上司や先輩もこれまで働いてきた中でも個性的な人たちでした。総じて仕事以外を優先するタイプ。部をまとめる上司は、対外的な交流が好きで私にはものごとの表面を見るタイプの人に見えました。チームをまとめる上司は、自分のやり方がすべて、過去の流れを変えたい人、先輩は子育て中で、お迎えがあるから定時に帰らなければいけないという理由で事あるごとに仕事を選んでいるように見えました。
その仕事を一番わかっているのは私なのに説明をしても理解してもらえない。だんだん私も黙るようになり、後から来た人たちが大流の流れになる。そのような中で私は孤立していきました。
(つづく)