現在私が関与している仕事の一つは以前私が一人で進めていた仕事。今は3人が関与している。1人は仕事を覚えるフェイズの人、もう1人はその人に仕事を教える役割の人、そして私です。
具体的には、仕事を覚えるフェイズの人が、関係先に連絡をしたり資料をまとめたりをメインでおこなっている。私を含めたメンバーが背後でフォローして完成させています。
先日、上司が「仕事を教えるフェイズの人に、いろいろな業務を通じて視野を広げさせたい。別の業務に関わってもらう」と言い出した。
それを聞いて、私は「?」と思いました。
仕事をメインで行うこと事の目的は、メインで一連の業務を経験することにより、業務の進め方や流れを理解すること。
私から見ると仕事を覚えるフェイズの人は、当たり前ですが、仕事を進める技も見方も取得中。現時点で業務量も多く、仕事の表面を救って追いかけているように見えます。
メインとして先方に連絡をとること=相手に回答することでもあります。メインで前に出ることはその訓練、対外的には、業務の進め方や知識がある人たちが後ろでフォローすることである程度のラインを保てる。
フォローするほうから見ると、本人の自主性や特性を見ながらになり、人によっては、自分でやったほうが早いし、具体的に何をどうすると伝えたほうが実は楽だったりします。
仕事を覚えるフェイズの人の育成方針は、「その業務を通じて一通りの仕事の流れを覚えてもらう。」だと思っていました。
じっくり掘り下げることで、仕事の進め方を覚えつつ自分なりの考え方ができていく。私はその考える行為も成長につながると思います。考えるには時間も必要です。
仕事を覚えるには真逆の育成方針もあります。たくさんの業務をいろいろやっていくことのなかで業務を習得する。それであれば、サブかアシストで関わりながら業務を覚え独り立ちしていくのだと思います。
仕事を覚えるフェイズの人に「別業務にかかわってもらう」ということが、育成方針の変更なのかはわかりせん。
長くなるので次回このことで私がどう感じたかを記します。
(つづく)