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なるべくして起きた「誤作動」


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 新型コロナウイルスの流行が始まったのはちょうど2年ほど前、20年の2月頃顔と名前がわかる人が感染し始めた。そして私も濃厚接触者(①)の濃厚接触者(②)の濃厚接触者(③)になったことがあった。

 

 そのときは、濃厚接触者(①)の濃厚接触者(②)とも感染はなかったけれど、当時はどのようなウイルスかわからず、濃厚接触者(②)とマスクをして15分以上話していたので不安だった。

 

 私は今までコロナに関して2回自宅待機になったことがある。2つとも厚生労働省による新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」の誤通知によるものです。

 

 「COCOA」は新型コロナウイルスに感染者と接触があった可能性をある人に、アプリを通じてお知らせするもの。お知らせが来た人は、濃厚接触者と認識される。

 

 アプリのお知らせとして「COVIT-19の危機にさらされた可能性があります」とメッセージがでるのに、実際にアプリを開くと、「陽性者との接触は確認できませんでした」とでます。(下記記事の状態です)

www.tokyo-np.co.jp

 

 1回目はアプリが稼働し始めた頃。このような事例も少なく、素直に2週間自宅待機しました。体調に変化はないものの、2週間在宅勤務、出社してはならないといわれることもストレスでしたが何よりも罹患しているかもしれないと不安な日々でした。

 

 2回目はその1ヶ月後。このころには「COCOA」の誤作動がニュース等でも取り上げはじめられたころ、勤務先とも相談し、民間でPCR検査を受けて陰性を確認し出社しました。

 

 なぜこのような誤作動がおこるのか。「COCOA」はブルートゥースにより、1m以内、15分以上接触したかどうかを通信履歴をもとに判断し、接触履歴を割り出すもの。それが、1m以上、15分以下の通信履歴も拾っていたようなのです。

 

www.fukuishimbun.co.jp

 

 なぜこのようなことが起こるか。時間とともに明らかになっていきます。開発したアプリのテストをせずにリリースしていたのです。

xtech.nikkei.com

 

 記事に年表がありますが、私が不具合にあってからもずっとトラブルは続いていき、21年冬にも強制終了が起こるトラブルがあったようです。

 

 私は通知が来たときに厚生労働省にメールで問合せをしました。返答は要約すると「よくわからない。2週間は外出を控えてください」と玉虫色でした。

 

 この問題、なるべくして起こったように思います。システムの稼働テストをせずにリリースする。テストをしなければ、そもそもシステムが正常に稼働しているかわからない。その状態でリリースしたならば当たり前の結果です。

 

 私のように通知が来た人の中には、仕事を休まざるを得なかった人、学校に行けなかった人、コロナ以外の病の病院に行こうとしても行けなかった人もいたでしょう。

 

 厚生労働省で問合せ対応をする人、当時私のように通知が来た人は、公費でPCR検査を受けることもできました。保健所で対応をする人も大変だったと思います。

 

 私はこのアプリをまだスマホに入れています。が、アンインストールすればよいのですが、自分が罹患したときに、自分が伝えられない誰かに伝えることができるかもしれない。もしかしたら本当の通知がくるかもしれない。そう思う気持ちがあります。コロナが怖いからです。

 

 一度無くした信用を取り戻すのは難しいことです。ですが、続けている以上信頼性をが高いシステムになることを祈っています。

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