2022年年始に「自分がありたい方向性」を定めました。それは、「働くために生きている」から「自分の人生を生きる」こと。シフトチェンジに向けて「私(プライベート)・個(個人)」で「自分の人生を生きる」ために心がけたいことを22個掲げています。5回目では「食べること、寝ることを大切にする」を掘り下げました。
私は頑張りすぎて「食べること、寝ること」ができなくなり、バランスを崩しました。仕事で自分が欲しいカタチでの評価を得られなかったことをきっかけに自分と向き合う日が続きました。
他人が自分に下す評価。今思えば、減点法によるもの。あるラインに達しているかいないか「○○が足りない」、「同じ業務を長くしているればできて当たり前」などなど、「あなたには○○が足りないから、評価を上げられない」、「(あなたの部門の仕事は)ほかの部門と比べると評価が劣る」と、ダメな理由ばかりで、明確な数値や改善事項等がありませんでした。
私自身に自信が合えば、自分の主張もできたかもしれません。
会社の中には、同じ業務をしているといっても、大概の人は同じ業務を5年ほどします。長い人では20年位続けられる方もいます。私はすでに分野としても多くの業務を担当していましたが、仕事の領域を拡大し、成果を出せば、認められるだろうと信じていました。
仕事をやりきる、やった仕事に後悔を残さないくらい完璧に仕上げ成果を出す。それでも、私が欲しいカタチでの評価は得られなかったのです。
認められたいという思いは評価する人たちが言うことを真に受けることにつながりました。私は「本当に自分には能力が足りない、努力が足りない」と感じ、頑張り続けました。私は、人に認められるために「何者」かになろうとしていたのだと思います。
私の評価者でもある信用できる人と話をしました。その方のフィードバックは、私のありのまま、能力も認めてくれたものでした。私が欲しいタカチでは認められませんでしたが、その言葉は人として、真意と感じることができました。その言葉には救われました。
自分で自分が頑張ったことを認めることができるようになったことで、「何者かになろうとしていた自分」に気づきました。
私は私のままでいい。何者かにならなくていいのです。