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ひっかかる出来事


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先日仕事をしていて、引っかかる出来事がありました。

 

 私は上司から、仕事を覚えるフェイズの人が自立できるように、後ろで構えているように言われています。それは、仕事を覚えるフェイズの人が前に出ることで業務を習得させたいから。私自身が、残業をしない働き方をしていることも考慮してのこととは思います。上司の決めた役割分担では、私はアドバイザーのような立場で、仕事を覚えるフェイズの人とは異なる視座で全体から俯瞰して発言をしたり、仕事を覚えるフェイズの人では対応できないであろうことを進めています。

 

 先日、比較的重要な書類を急いで作成する必要ができました。その書類は業務をコンパクトにまとめるもの。まとめることで、理解が深まる内容の書類です。

 

 実はその書類、1ヶ月ほど前に上司から仕事を覚えるフェイズの人に作成するように指示をしていたものでした。仕事を覚えるフェイズの人はそれを進めていなかったのです。

 

 結果進めていなかったことが、仕事を覚えるフェイズの人の怠慢かというとそうとも言い切れません。仕事を覚えるフェイズの人はそのほかの業務にもかかわることになり、客観的に見てもその仕事を進める時間はなかったと私も思います。

 

 その書類を上司が私につくるようにいうのです。理由は仕事を覚えるフェイズの人が手が回らなく、書類の作成を急いでいるから。

 

 急いでいるのはわかります。しかし、それを私が作成したら、いつまでも私がやっていたら、仕事を覚えるフェイズの人が一人で仕事ができるようになるのが遅くなる。上司の育成方針として、前に出て業務を習得させたいということだったのでは。

 

 上司が仕事を覚えるフェイズの人の業務量や能力を見極めて業務分担をしているならわかります。そもそも私は、上司が仕事を覚えるフェイズの人に必要以上の業務量を与えているにもかかわらず、できないことを急に対応してほしいということがおかしいと感じています。

 

 私は不思議でならないのですが、その上司は仕事を覚えるフェイズの人がその業務量をできると思っているのです。仕事を覚えるフェイズの人は、頑張りすぎていたころの私と同じように毎日夜遅くまで働いています。それでも仕事を増やすのです。本当に仕事を覚えるフェイズの人に仕事を覚えさせたいのなら、仕事を増やすのではなく、仕事を絞ってでもじっくり仕事と向き合う時間を作ってあげた方が良いと私は考えています。

 

 仕事を覚えるフェイズの人は業務量の多さを「大丈夫」と言っています。本意かどうかはわかりませんが、今はいろいろなことに携わることが新鮮でいいのかもしれません。本当に自分一人で完結できるならいいのですが、誰かの手を借りないと仕事ができない状態ということを認識できていないと思います。

 

 私はその仕事を引き受けました。しかし、急いで作った書類は結局不要になりました。以前の私であれば激怒したと思いますが、言ってもわからない人に伝えても仕方がない。怒りと残念さと複雑な思いでしたが、何も言わずに受け流しました。

 

 引っかかっているのは、上司が仕事の業務量をわからずに、仕事を覚えるフェイズの人の業務量を増やし、私にそのフォローをさせること。仕事を覚えるフェイズの人が業務量の多さを「大丈夫」と言っていること。それは次に掘り下げます。

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