今を大切に生きる

心豊かに生きていきたい

女王の教室


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女王の教室」、2005年7月期に放映されたドラマ。小学校6年生の担任として着任した女性教師が冷酷な鬼教師ぶりを発揮するドラマ。ドラマの内容はよくわからないですが、その教師は多くの格言を残しています。

 

www.ntv.co.jp

 

先日ふと、下記の言葉を目にしました。

 

 「日本という国は、特権階級の人達が楽しく幸せに暮らせるように、凡人が安い給料で働き、高い税金を払うことで成り立っている。こういう特権階級の人たちがあなたたちに何を望んでいるか知っている?

 

 今のまま、ずっと愚かでいてくれればいいの。世の中のしくみや不公平に気付かずに、テレビや漫画でもぼーっと見て、なんにも考えず会社に入ったら上司の言うことを大人しく聞いて、戦争が始まったら真っ先に危険なところに行って戦ってくれればいいの」

(特権階級の凡人と検索すると該当動画が出てきます)

 

 この言葉、17年前の社会に対しての言葉です。ですが、現在の社会にもそのまま、強く当てはまると思います。

 

 この言葉からの推測ですが、変えられない社会の仕組みのなかで「自分がどう生きていくか」を考える大切だと言いたいのだと思います。

 

女王の言葉はどれも強烈なのですが、もう一つ印象に残る言葉がありました。

 

「どんなに立派な会社でも、ちゃんと仕事をしているのは全体の30%くらい。50%は何もしてないのと同じ、残りの20%は人の足を引っ張ってる。

 

 問題は、一生懸命やっている人が足を引っ張っている人を見ているうちに馬鹿馬鹿しくなって何もしなくなること。そして会社はあっという間に潰れます。」

 

 実際に働いていると、仕事をしていない人はいます。何をしているのかわからなかったり、言われた指摘を聞き流して放置している人もいます。それはその人の一部かもしれないし、すべてかもしれません。足を引っ張る人もいます。能力的に足を引っ張る人もいます。

 

 また、病気だったり子育てや介護をしている人は時間の面や体力等で制約がある人もいます。私はその人たちが足を引っ張っているとは思いません。お互い様です。

 

 実際にはそれでも会社は潰れないことが多いと思います。なぜなら、ちゃんと仕事をしている全体の30%くらいが頑張り続けるから。そしてその頑張り続けている人たちの一部は辞めていったり、身体を壊してしまいます。そして頑張る30%に新しい人が加わるのです。

 

 20%の足を引っ張る人たちや50%の何もしていないに等しい人たちの中には、働くことができるのに胡坐をかいている人、割り切って働かない人もいます。仮にこの人たちを排除したとしても、比率は変わらないでしょう。

 

 上司の言うことをおとなしく聞いて、適当に働くのが一番良い働き方。まじめに働く人が馬鹿を見る、自分の考えを変えた方が楽に生きれる社会。

 

 この社会、会社の構造は変わる日が来るのか。一人ひとりが変われば社会は変わるといいます。ですが、この問題は、ボトムアップではなく、トップダウンで進むことだと思います。

 

 変わる日を待つよりも、変わることに向けて膨大な力を注ぐよりも、自分が意識を変える方がいい。働くために生きているのではないのだから。

 

 この根深い社会の構造、会社はその縮図。少なくとも17年間は変わらなかった。というよりよりひずみが増した。

 

 大事なことは自分の人生を生きて心豊かに生きること。その軸で社会とどうかかわるかなのだと思います。

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