同じ事でも選ぶ言葉や表し方によって、受ける印象は異なります。例えば、相手から協力を得たいとき、いろいろな言葉で表すことができます。
①目的は〇〇です。何をしたら良いかそちらで考えてやって。
②今〇〇をやってるんだけど、そちらで▲▲を実行してほしい。
③〇〇を達成するに、▲▲のご協力を賜りたい。
④〇〇には、皆さまのお力が必要です。▲▲をお力添えください。
⑤一緒に〇〇に向けて、力を合わせていきましょう。皆さまには▲▲をお願いします。我々は××を進めていきます。
⑥〇〇を達成するために皆さまには▲▲、我々は××の役割分担をお願いします。こちらの視点からの分担ですが、抜けている視点もあると思います。抜けやお気づきの点は教えていただき良くしていきたいと思っています。
⑦いつも〇〇にご協力をいただきありがとうこざいます。〇〇は引き継ぎの課題となりますか、皆さまには▲▲を、我々は××を担って進めてまいります。進め方のご意見、ご感想等ありましたらお聞かせください。
パッと思いつく内容を書きました。私であれば①②よりも、③以降の言い方をされた方が、受け取りやすい。協力しようという気持ちになります。
自分の優位性を示したい。自分ではできない、周りにやらせたい(上から目線)、何をお願いしたら良いかわからない。仕事の成果はすべて自分のもの、周りは自分に協力することが当たり前。などなど依頼する人の意識もあります。
依頼する人の意識、依頼したいことへの認識、協力に対しての意識、協力してもらうことをどう思っているか、また、依頼先をどう思っているかで選ぶ言葉が変わってきます。
協力してもらうということは、同じ目標に向けて一緒に進んでいくこと。何のために、何の協力をお願いしたいのか、それを伝えることが肝要だと思います。
伝え方には、言葉での表し方に加えて、発する言葉に含まれる態度、メールなら文字から読み取れる温度も重要です。
同じことを伝えるのなら、同じことをお願いするのなら、自分も相手も気持ちよくコミュニケーションがとれるようでありたい。