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 習い事の「絵」の講座で、「写真を見て10分で絵を描いてみよう」というお題がありました。

 

 写真は2点あり、一つは果実が実る一連の木の手前に小ぶりな木がある風景、もう一つは、お花が咲く風景です。

 

 「10分で絵を描いてみよう」の目的は、全体を見て、大枠を捉えることを学ぶこと。風景を描くとき、全体で遠近感を表現することになります。私は一つ一つのモチーフを捉えて描き進めるので、写真では全体の1/3位のものを絵1/2以上のスペースで表現している(笑)進んでいくと「あれれ?」となります。全体でものが見れていない、バランスが測れていないのです。

 

 「絵」には一点透視、二点透視というものがあります。消失点といって、遠近法でみたときに、描く直線と平行な直線が交わる点があります。説明を聴いても、その点の見つけ方がわかりません。ですが、自分の描いた絵で線を伸ばしてみると、交わる点がバラバラなことはわかります。いろいろ書いていくうちにある日わかるようになるようです。わからないなりにも描き続けていこうと思います。

 

 話を戻します。今回は風景を例えば横線(ガイドの線)を引いて、その線を軸に木等の大きさを出っ込み、引っ込み等で表現してみる。お花畑も、一つずつ花を描くのではなく、花が咲いている群を塊としてみて配置してみるというもの。輪郭をペンで描き、色を塗ってみます。

 

 私は写真ではなく、先生の絵をまねて描きました。描き終えた絵は、ペンでの線の描き方、色の塗り方・重ね方の努力は必要なものの、全体としてはバランスがなんとなくとれていました。

 

 このとき、私は「木を見て、森を見ず」だと感じました。一つ一つの木を丁寧に描こうとし、全体のバランスが乱れたり、時間が足りなくなる。全体を見ながら、何を軸(基本)として、バランスをとるか。その視点の気づきは普段の人生の気づきにも通じるものがありました。

 

 絵を通じて、モノの見方、お仲間からいただいたタイムマネジメントのコツ、お仲間とのやりとりや絵から気づきを得ています。とても良い機会・場に恵まれています。絵は趣味かもしれませんが、気づきや学ぶことは人生全体に通じています。


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