今を大切に生きる

心豊かに生きていきたい

意図して働かない人


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 後輩に仕事を教えない、必要な情報を伝えない、結論の資料も残さない。能力的にも心身の状態からも仕事ができないわけではありません。意図して、そのような行動をしているのだろう感じるTさんが退職しました。

 

 Tさんの会社や人とのかかわり方、歓送迎会には参加しない、問い合わせ等には、あやふやな回答をする。一緒に働いている人たちの悪口をいう。仕事はヒトに押し付ける。うまくいかなければ、相手が悪い。この人はいつまでこのようなスタンスを続けていくのだろうと感じていました。

 

 Tさんは、閑職と言われる部署に異動しました。会社もその人が「仕事をしない」ことは認識していたのかもしれません。

 

 Tさんが辞めることを、友人は「異動先等含めて会社に対して不満があったのでしょう」と言っていました。

 

 Tさんは会社に対して不満を持っていたうえで「仕事をしない」というスタンスを続けていたのでしょう。ふと、このTさんはこの先どのようなスタンスで働くのだろうと感じました。

 

 Tさんが今後どのように生きていくのかには全く興味はありません。ですが、このように、仮に環境に不満があったとして、確信犯として「働かない」ことを実行していた人、私には性根が腐ていると感じる人が、環境を変えることで、能動的に「働く」ことができるのでしょうか。

 

 Tさんはもともと仕事をする能力は持っていますし、きちんと仕事をしていた時もありました。今までの経験が評価されるように面接で話せるでしょう。一見人当たりが良く見えるのでその見かけを信じる人もいると思います。

 

 数年の間、「仕事を押し付ける」、「必要な書類を残さない」、「人の悪口を言い続ける」ことを確信犯(と私は思っています)としてやってきた人が、気持ちを入れ替えて働くことはできるとは思えません。

 

 病気やライフワークバランスで、思うように「働けない」ときはあります。そういう人は、いつか自分が思うように「働く」日が来ると思います。

 

 Tさんは、確信犯として「働かない」ことができる素質を持っている人です。長く勤めた会社だから、能動的に「働いていた」こともあったから、居場所があったように思うのです。

 

 今までの自分、「働かない」ことで周りに悪影響を与えてきたことに気づく日がくるのでしょうか。おそらく来ないと私は思います。いつまでも「相手が悪い」と思い続けていくのだと思います。


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