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ちむどんどん


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 2022年度前期の連続ドラマ小説「ちむどんどん」。沖縄の本土復帰50年を記念して企画されたドラマ。沖縄料理に夢をかけたヒロイン暢子と、兄弟たちを描く50年の物語。

 

 現在は、ヒロインの暢子が、実際には親戚であったオーナーのもとで働き日々研鑽を積んでいます。

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 第9週ではヒロイン暢子はオーナーから、おでん屋さんの立て直しを指示されます。その前に、イタリア料理店の前菜で和のアイデアを取り入れた新レシピを開発。料理長から「新しいレシピを開発することは良いことなのですが、これ以上和にならないように」と注意をされます。また、なじみの客から「味が変わったね」と言われ、「和が濃すぎた。みなさんこの店の味を食べにいらっしゃることを忘れないように」と言われます。

 

 オーナーから依頼された、おでん屋さんの立て直し、暢子はイタリアンおでんを開発、開発後は物珍しく話題となりました。ですが、お客さんは続きません。暢子は友人から「また食べたい味ではない。料理は基本が大事なんじゃないか」と言われ、「料理がわからない人が口をはさむな。私はオーナーから新しい風を取り入れるよう言われているんだ!」と主張します。ですが、料基本の大切さに気付いた暢子は、沖縄料理とおでんの良さを融合したレシピを開発します。

 

 ちむどんどん、あまり好きではありません。出てくる人たちの自己主張やいい加減さに、朝から嫌な思いをすることがあるからです。1ヶ月ほど前から始まるとチャンネルを変えていました。今日は昼間の総集編をたまたま見て上記はそのあらすじです。

 

 この展開から、私は仕事を覚えるフェイズの人を思い出しました。彼も同じように「自分は新しい風を吹かせる」、「改革する」と意気込んでいます。ヒロイン暢子と一致しました。

 

 ヒロイン暢子は、以前オーナーに向かって「オーナーは手を動かさずにえらそうにしている」と料理対決を挑みました。結果は完敗で、暢子がいやがらせと感じるオーナーっからの指示に耐えて、暢子なりに料理の道に進んでいるようです。オーナーも親戚だった暢子に、料理の才能があると見込み、自らの経験に基づき、成長するきっかけを与えているのだと思います。

 

 仕事を覚えるフェイズの人も、上司が見込んで育てようとしているのだと思います。私から見ると、上司たちは仕事を覚えるフェイズの人の実力、能力を誇大に見ているように思います。そのうえで好きなようにさせているように思います。

 

 オーナーと上司の差は、社会人としての経験は同じかもしれないけれど、その仕事に精通しているかどうか。暢子と仕事を覚えるフェイズの人の差は、料理としての実績があるかどうか、料理は今まで日常的に取り組んできた実績があるもの、仕事を覚えるフェイズの人はこれから仕事を習得していく人、基本がどれくらいあるかの差があると思います。

 

 仕事の覚え方、進め方も基本があるからアレンジできる。アレンジから基本を身に着ける。教育方針の差なのかもしれません。

 

 ちむどんどんは単純に見たいと思わない理由は、目の前で繰り広げられていた嫌な部分を思い出すからなのだと思いました。今日総集編をみたのはこのままのスタンス、自分と線を引くでいいということだったのだと思います。


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