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許されない暴挙


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 7月8日、痛ましい事件が起きました。安倍晋三元首相が襲われ、命を落とされました。許されない暴挙です。

 

 誰にも人の命を奪う権利はありません。何のために、それも人のために応援演説をしている人を襲うなんて。日本ってこういう国だったのでしょうか。

 

 私は同日の昼食を買いに行き、会社に戻り、元首相が襲われたことを知りました。スマホで記事を読む手が震え、足の力が抜けるような感覚になりました。友人が「日本の経済状況から、このような事態が起きたのか」といっていました。

 

 なぜこのような暴挙が起きたのか。友人の言うように、日本の経済やコロナの影響で、政治に対する不満から暴挙に出たのか。

 

 私が言いたいのは、このような暴挙は絶対にあってはならない、このようなことをする理由は何であれ許されない暴挙です。このことはそれ以上に表現する言葉はありません。もう一つは、今の社会、経済の状況等から、このような事件が起きてしまった社会自体が末恐ろしいということです。

 

 誰しも理不尽であったり、頑張っているのに認められなかったりでストレスを抱えやすい社会を生きているなかで、人同士や社会でのかかわりがあり、ストレスを緩和できる状況にあればと思うのです。

 

 暴挙を犯した人の個人の特性もあり、一概には言えませんが、今の世の中は過去の世の中よりも生きづらい社会のように感じます。以前、本で「自然を壊すことは、人間の精神を壊すことと同じ」という主旨の文を読んだことがあります。うまく言えませんが、バランスが壊れること、偏ることによる影響はあるように思います。

 

 安部元首相が退任されるときに、拉致被害者のご家族の皆さまたちが「安倍総理は、本当に拉致問題に向き合って解決しようとしていた」と口をそろえてお話になられていました。私自身は横田めぐみさんのお父さま横田滋さん、蓮池薫さんの講演を聞きに行ったことがあります。そのときに、私個人としては、拉致問題に関心を持ち続けること、そして解決には政治、国の力が必要だと感じました。安倍元総理は確実に拉致問題を前に進められました。退任されるとき、この先拉致問題はどうなってしまうのだろうと思ったことを思い出しました。

 

 一国の元リーダーが、リーダーを退いたあとも、この国を良くしていこうと思われて活動をされていた方があのような最期を迎えるなんて言葉になりません。

 

 安倍元首相は元首相である前に一人の個人でいらっしゃいます。その個人の命を奪うことは許されません。誰しもが人の命を奪うことは許されません。

 

安部元首相のご冥福を心よりお祈り申し上げます。


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