今を大切に生きる

心豊かに生きていきたい

ザ・ノンフィクション①彼女が旅に出る理由 ~すれ違う母と娘の行方~


スポンサードリンク

日曜日(2022年8月21日)14時から放送されている ザ・ノンフィクション を久しぶりに見ました。

放送されたのは、

彼女が旅に出る理由 ~すれ違う母と娘の行方~

www.fujitv.co.jp


 番組は、専門学校を卒業し、老舗ホテルで働き始め、その後も転職するが人間関係や働くことに疲れて退職した28歳の女性ミサトの1年3か月を追ったドキュメンタリー。


 ミサトは、魂を売ってお金を稼いでも全く豊かではない。お金に縛られない自由な暮らしをしたいと仕事を辞めて旅に出ます。


 旅の資金は80万円の貯金、うち50万円で軽バンを購入し、日本国内を旅行し続けます。


 旅の中で年に2~3回、ミサトは実家にものを取りに帰ります。お母さんは、ミサトを心配しています。生きていくにはお金が必要だし、学ぶ費用を補助してもらったものを労働して世に還元するものじゃないか。その上で自由を満喫すればいいのではないか。また、ガソリン代やスマホ代を援助しています。


 ミサトとお母さんは価値観が違う。ミサトはお母さんに理解してもらいたいのです。


 旅を始めて1年位が経過した頃、ミサトは定住先を見つけました。お母さんに母の日のプレゼントを持ち帰宅します。定住先はいわゆる古民家。お母さんは、住まいに対し鍵を変えないのか、窓が壊れていること等を心配します。


 それに対してミサトはお母さんに「お母さんは自分がないから私を心配する。お金の支援で自分をつなぎとめるのはやめてほしい。私がこうなったのはお母さんが悪い。すごく負担だ。」というような発言をします。


 それを聞いてお母さんは「わかった」とミサトが好きなおにぎりを用意し送り出しました。


 定住先を決めた理由の一つはとあるネギ農家が自分のところで働いたらいいのではないかと言ってくれたことだったそうです。そのころのミサトはお金が底をついて、働かざるを得ない状況でした。


 旅を始めるときミサトはお金は必要ないと言っていたそうですが、その時は必要だと話していました。番組の流れからは定住先を見つける半年以上前からお金は底をついていたようでした。


 番組では、まかないつきのネギ農家で働き始め、美味しそうに賄いを食べるミサトが映っていました。その姿はとても穏やかで、旅の最中では見れない笑顔でした。


 論客のような高齢男性にミサトは「あなたは何がしたいの?」と攻め寄られていました。論客のような高齢男性の言うことは一部わかりづらかったのですが「やりたいことをやりたいならやればいい。それだけだよ」と言っていました。


 それをミサトは「あそこまで行ってくれる人はいない」と感謝して受け止めていたようでした。


 最後のナレーションによるとミサトは体調を崩してネギ農家はやめてしまったと流れます。


 魂を削って働くよりも心豊かに生きたいと話すミサト、ミサトと私は年齢も異なりますが、興味深く番組を視聴しました。番組終了後も心に残るものがあり、いろいろと考えささせられました。(②につづく)


スポンサードリンク