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白河の関を越えた深紅の大優勝旗


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 今週の月曜日は高校野球の決勝戦仙台育英(宮城)と下関国際(山口)が高校野球勝戦を戦った。仙台育英が優勝しました。

 

こころからおめでとう。仙台育英!東北の高校球児!

 

 仙台育英と戦った下関国際の球児たちの試合、ニュースで見ましたが、両チームがぶつかり合う空気が伝わってくるような試合でした。

 

 優勝後の仙台育英高校須江監督のインタビューをニュースで見て、感動しました。

以下引用します。

 

「高校生活っていうのは、なんていうか、僕たち大人が過ごしてきた高校生活とは全く違う。青春て、凄く蜜なので、でも、そういう事は全部ダメだ、ダメだ、と言われて。活動しててもどこかでストップがかかって。どこかでいつも止まってしまうような苦しい中で、でも本当にあきらめないでやってくれた。」

 

 最後には「本当にすべての高校生の努力の賜物が、ただただ最後、僕たちがここに立ったと言うだけなので、ぜひ、全国の高校生に拍手してもらえたらと思います。」

 

 仙台育英満塁本塁打を打った岩崎選手は昨年6月に体調を崩します。寮生活をしていましたが、2ヶ月実家に帰って療養したそうです。練習に合流したのは今年の6月、甲子園に進む県大会にはベンチ入りが叶わなかったそうです。仲間から、絶対甲子園に連れて行くからと励まされ、野球の練習を続けたそうです。

 

 須江監督は岩崎選手に限らず、病や怪我をした部員に電話を掛け励まし続けていたそうです。

 

 仙台育英は、準決勝で戦った聖光学院(福島)の思いを引き継ぎ、聖光学院の応援歌、福島出身のGReenの「キセキ」を急遽演奏しました。この次の打席で満塁ホームランが生まれます。聖光学院、そして東北6校の思いも載せた決定打になりました。

www.youtube.comwww.youtube.com

 

 優勝をおさめた仙台育英は新幹線で仙台に帰ります。その時に応援団長の志賀大智さんが、白河の関を超えた動画を撮影しています。キャプテンと深紅の大優勝旗、白河神社のお札を持つメンバーも映っています。応援団長がキャプテンにインタビューする姿もほほえましく、感動して涙が出ました。

www3.nhk.or.jp

 

 仙台育英が優勝したことは、部員それぞれが練習、努力を重ねて研鑽したこと、素晴らしいリーダー、監督のもと、監督と部員、部員同士、チームとしての信頼関係が構築されたこと、いろいろなことが相乗効果としてチームの力となったのだと思います。それぞれの人たちが、それぞれの役割を精一杯つとめて、チームの力で勝ち取った優勝です。

 

 104回目の甲子園、唯一大優勝旗が来たことがなかった東北地方に優勝旗が来たことに、東北以外の人も感動したと思います。私は震災の翌々年に楽天イーグルスが優勝したことを思い出しました。あの時も、楽天イーグルスに元気と勇気をもらいました。

 

 対戦した下関国際も素晴らしいチームでした。特に継投した仲井投手は眼光鋭く、画面からも圧倒される気迫を感じました。下関国際へもエールを送ります。

 

人の思いや本気でスポーツに取り組む姿、感動をありがとう。

とても豊かな気持ちになりました。


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