今を大切に生きる

心豊かに生きていきたい

大道芸人


スポンサードリンク

 一雨ごとに涼しくなり、吹く風に涼しさや肌寒さを感じります。私が住むエリアは時折青い空が見えますが、重たい雲も共存しているそんな一日です。夏が終わり秋の気配を感じます。


 今日は朝から出かけ、お昼過ぎに所用を終えました。ちょうどお昼どき、おなかがすきました。飲食店が混み合う時間帯。ランチをテイクアウトして、商業施設の屋上で食べました。


 商業施設の屋上は、自由にくつろげるスペース。日の当たるエリアと庇のあるエリアに分かれています。曇りですが庇のあるエリアの窓際のベンチを選び、外の景色を眺めながらゆったりランチ。適度に風がそよぎ、心地よい時間となりました。


 その後、買い物を終え、歩行者天国を歩くと人だかりがありました。なんだろうと人だかりを横目に歩くもよくわからず、通り越して振り向くと大道芸人がパフォーマンスをしています。急ぐこともない。ちょっと寄り道してみよう。


 近くで見ている兄弟がケラケラとたのしそうに夢中で見ています。近寄っていくと大道芸人はテニスボール3つと、それが入っている筒を持って準備中。観客に顔でサインを送りながら、間を整えていき、テニスボールに加えて筒もジャグリング。見事に筒の中に納めました。


 その芸が終わると、大道芸人は「次が最後」という大きな紙を掲げ、観客たちにもっと自分に近寄るように、身振り手振りと表情でサインを送ります。観客と自分の間にコップのようなものを置きました。


 最後の芸は、大道芸人の相棒と思われるパベット(あやつり人形)との芸。カエルのぬいぐるみのような緑の顔のパベットはコートを羽織っています。それを大道芸人が右手で操作します。


 大道芸人が帽子をかぶろうとすると、パベットが横取りし、パベット自身の頭にかぶせる。パベットが櫛を持ち出して、大道芸人の頭をブラッシングする。だけど、逆立てられてしまう。大道芸人は困っていると、パベットは鏡を持ち出し、大道芸人が自分でブラッシングする等々、最後はパベットが生き物のように見えました。


 芸が終わると、私も夢中で拍手していました。


 最後に大道芸人がそのコップに投げ銭をいれるようにコップの位置を観客に伝えます。そっか、それでみんなを近くに呼んだのかと納得。


 私もコップに足を進め、投げ銭をしました。その時に大道芸人さんを見ると、ちゃんと私に挨拶をしてくれました。その表情は嬉しそうな、恥ずかしそうな。


 大道芸人のパフォーマンスは時間にするとほんの10分くらい。一連ではもっと長い時間やっていたのでしょう。短い時間でしたが、見入って笑う楽しさをもらいました。


 大道芸人のお兄さんからは、お客さんを楽しませたい、自分を試してみたいという心意気が伝わってきました。私はこういう人を応援したい。自分の道を進んで頑張ってほしいと感じました。


スポンサードリンク