友人Kさんの話
友人Kさんは人間関係のトラブルで今人生の岐路を迎えています。その悩みは20年位続いているもの。会うたびにそのトラブル元Yさんの話をしてます。
KさんはYさんとうまくやろうとずいぶんと頑張ってきましたが限界を迎えました。Kさんは精神的に苦しい状態。そのことも相談してきました。相談というよりも、自分の中で結論は出ていて、話を聞いてほしいというもの。よくも悪くも前進しました。
その前進が良い方向なのか悪い方向なのかはKさんが今後どうしていくかなのですが、そのときは前進して、Yさんから離れることが必要な状況でした。
その後、KさんはYさんとのことで困ると連絡をしてきました。離れたい気持ち、それでもYさんとうまくやりたい気持ち。どちらも本心なのでしょう。過去の経緯を知っている人間には、Kさんの悩みが奥深いものであることがわかります。
その後Kさんは半年ほど何も言ってきませんでした。
本当に悩んでいるときは、言いたくても言えないことがある。誰かに悩みを聞いてもらいたいのだけど、自分でもどうしたらいいか、どう表現したらよいかわからない。そういうことがあります。私自身がそれを感じたことがあったので、詮索しません。話せるようになったら、話してくれるだろうと待っていました。
Kさんも含めた友人間のラインで私がメンバーに連絡をしたところ、ひょこっとKさんが個別に連絡をしました。話をしたいといってきました。
ですが、その時私は体調不良で回復期。話をするのは疲れる状況でした。それはKさんも知っていること、そのうえで話したいというので急ぎなのかと思いました。急ぐようなら、ラインで内容を教えてもらえればと連絡しました。
そうしたところ、その悩みの本筋のことの記載はなく、関連することで、情報収集をしたいことを聞きたいと書いてあります。
私はKさんのことを残念に思いました。本当に心配していて、親身に話を聞いていました。状況についても、聞かないことが親切だと考えていました。ですが、関連することを話すくらいなら、せめて今の状況がどうなったのかを話してほしかった。
悩みを相談したいということは話をきいてほしいということ。悩んでいることに対して、何かを言ってほしいわけじゃない。というよりも、自分の意に副わないことはいってほしくない。ただ、ただ、共感してほしいということだとわかります。それでも残念でした。
(②につづく)