今を大切に生きる

心豊かに生きていきたい

おとぼけさん①


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 50代後半の男性。お人柄は穏やかで良い人。ですが、依頼をされたこと、引き受けたことをよく忘れます。ここではおとぼけさんと名付けます。

 

 おとぼけさんに口頭でお願いしたことがやってもらえないことが続きました。それからはメールで事蹟を残したり、周りに人が居る前で話しをしました。それでもおとぼけさんは「忘れてた」といいます。「おとぼけさんから返事がきてますよ」とそのメールを見せると、「そうだったっけ?ごめん意識になかった」と言う。

 

 この行き違い、原因として考えられるのは、3パターンある。

1つは、頼まれたことも本人の言うとおり意識しないで放置してきた。トラブルになった時だけ対応するスタンス。2つめは忙しくて手が回らない。3つめは脳のご病気が考えられると思います。

 

 最近は物忘れを超えて、話の辻褄も合わなくなってきてしまいました。

 

 異なる人がおとぼけさんに同じことを違う側面から質問しました。聞いているのは同じことです。そのことに回答があるなら、違う側面からの質問でも答えは同じはず。ですが、おとぼけさんの回答は、右に行ったり左に行ったり、質問により回答が変わってしまうのです。聞いている方は、先日と異なる回答に混乱します。

 

 加えてその説明も「あれはね、こうなっているってことだと思うんだよね。だからこうなんだ。」、「それはね、こういうことだと思うんだ。それでこうなってるんじゃないかな」

 

 お読みいただいてわかるように、自分の推測に対して、自分の考えを述べる。

 

 推測とそれに対する考えも聞いても問題は解決しません。質問する方が知りたいのは事実と公式な見解です。

 

 こんなこともありました。

 

 なぜそうなったのかわからない、おとぼけさんしかわからないことを確認したところ、おとぼけさんは「わからない」といいます。

 

 お取引き先に確認したところ、「おとぼけさんからこうするように指示がありました。その時のメール転送しましょうか」と転送してくれました。

 

 おとぼけさんにもう一度記憶がないか確認したうえで、そのメールを見せました。おとぼけさんはメールをみていました。ですが、そのやりとり自体を覚えていない様子。加えて悪気はなく「だいぶ時間が経っちゃったから忘れちゃったんだよ」と言いました。(②につづく)


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