今を大切に生きる

心豊かに生きていきたい

旅行中の午前


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 先月、京都に行きました。古くからの友人に会い、気兼ねせずに過ごし、こころも通じ、癒される楽しい時間でした。こちらに戻るとあっという間に日常に戻り、まるで夢のようでした。

 

 その旅から、この友人とは別の大切な友人の一人と、3連休の1・2日に1泊2日の旅行に行ったことを思い出しました。

 

 そのころストレスに感じることがあり、心身ともに疲れ切っていました。ですが、どうしても気分転換がしたい。だけど、旅行に行くことで疲れを平日に持ち越したくない。今であれば、仕事よりも旅行に重点を当て、旅行が楽しめるようにそちらを優先して考えるようになりましたが、その当時はそう考えて日程を組みました。

 

 友人に旅の主旨を話し、一緒に行きますか?と誘ったら行きたいとのこと。朝は早朝ではなく、平日に仕事で出かける時間に出発することで乗れる新幹線に乗り、2日目は最終の数本前で帰ってくるそんなスケジュール感でした。

 

 行き先はリゾート地ではなく都市型の観光地です。私は、その土地ならではの空気に触れ、建物や街を見たり、食事をしたいと思っていました。短い滞在時間をパワフルに過ごし、3連休の3日目は自宅でゆっくり過ごす。そんなイメージです。

 

 1日目も夜まで時間一杯観光し、友人が行きたいという場所にも行きました。結構詰め込んだので疲れちゃったのかもしれません。私は、2日目の午前中から観光したいと思っていました。ですが、友人はなかなか起きません。

 

 普段から朝ごはんを食べないそうで、私が朝ご飯を済ませても、まだごろごろしています。そのあと、シャワーを浴び、結局はチェックアウト時間ギリギリにホテルを出発することになりました。

 

 その時間は2時間ほど、行きたいところで一人で行って帰ってこれる時間でした。残念に思いながら、せかすことなく待ちました。ホテルに荷物を預け観光に向かうこと1時間くらい後のこと、「お腹が空いた」といいます。

 

 そうでしょう。朝ごはんたべてないのだから。1時間でそういうなら先に食べてほしい。と思います。お店に入りお昼を食べましたが、時間はどんどん押せ押せに。

 

 たくさん歩き回り、友人は疲れ切っていて、「もう休みたい。お昼ちゃんと食べてないので夕食はしっかりたべたい」といいます。その時私は「私が連れまわしちゃったんで疲れちゃったね、ごめんね」といいましたが、内心では私は旅行中の午前中を有意義に使えなかったことを不満に思っていました。

 

 私はこういう時は、2日目の午前中から観光することが当たり前と思っていましたが、友人はゆっくり休むのが当たり前と思っていたのでしょう。友人も疲れているだろうと1日目の夜に翌日の出発時間を決めていなかったことが失敗でした。

 

 また、今思えば、人に合わせていたんだなと感じました。「私は○○に行きたいから、翌日は○○時に出るけど、どうする?」だったり、もし次に一緒に旅行に行くことがあったら、「あの時残念だった。今回は2日目も午前中から回りたいけど大丈夫?」と伝えられたらいいのでしょう。どちらが良い悪いでもない。価値観が違うのだから、コミュニケーションをはかる。それで合わないなら仕方がない。

 

 今回の京都の旅で、気を遣わずも、お互い一定のラインを保っていたことがとても快適でした。ふと思い出した過去の旅のほろ苦い思い出は、私の価値観が変わったことに気づかせてくれました。


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