ゆでガエルのたとえ話をご存知でしょうか。
カエルを熱湯に入れたら、カエルはびっくりして飛び上がる(熱湯から逃げる)。カエルがいる水の温度をゆっくりと上げていく。そうするとカエルは変化に気がつかないで逃げるタイミングを逸し、いつしか茹で上がってしまう。
ビジネスでの危機管理のたとえ話としてよく使われます。
小さな変化、最初は気がついていたのに気にしないでいるにだんだんと何も感じなくなる、あるときまた気がつくと最初に気づいたときからはだいぶ変わっている。
一般的にはこのような使われ方だと思います。
例えば、仕事で異動した先が、信じられないほど変な環境だった。その時に自分が「変だ」と感じる感性があれば、びっくりして逃げることもできる。一方で、たとえは異なりますが、配置された部署で最初に担当した仕事量から、時間が経つにつれてどんどん増えていき、いつしか2~3人分の仕事量をこなすようになっていた。
そして、疲労をため込んでしまい、病気になってしまう。そうなるまで、少しずつの変化に気がつかずに、自分を痛めていた。ゆでガエル状態なのかもしれません。
また、以前はすごい仕事量をやっていたのに、今の私のように仕事が少ないということに適応できない、最初は周りに迷惑をかけて申し訳ないと思っている気持ちがある。
ですが、今はその少なさに慣れてきて、その少なさに順応したり、周りがどう思おうとそれはそれ。となったりと良い意味で自分を中心に考えるようになった。
自分の変化を環境と考えたら、ゆでガエル状態なのかもしれません。が、その状態は私はゆでガエルではなく、変化に適応した状態だと思います。
ただ、仕事は組織で行うものなので(今の私の場合)、仕事が少ないことで自分がどのような状況にあるかを感じる感覚は持ち続け、それに対して、自分の軸で考えられるようでありたいと思います。
いずれにしても、小さな変化に気付くアンテナとアンテナで察知した情報を判断する自分軸はしっかり持っていたいと感じました。
昨日の記事に温かいコメントをくださりありがとうございました。とてもうれしく、感謝しています!どうぞこれからもよろしくお願いいたします。