不思議な夢①の続きです。
「こちらにいらっしゃい」
姿が見えない人からこころに届く声に導かれ、私たち3人は窓から日が差す部屋に通されました。私たち3人が部屋に入ると扉が閉まり、外を見ると親族のビルに並ぶ人が溢れています。
見つからなくてよかったと安心していると私は姿が見えない人に「ストーカーに追いかけられている。助けてほしい」と言います。姿が見えない人は「整形して顔を変えた方がいい。だけどあまり変わらないかもしれない。ヒコポンドリーだから」と言われました。私は、整形するのにあまり変わらないかもしれないってなんだろう。と思っていると、賑やかな声が聞こえてきました。
螺旋階段の下を覗くと私たちが入った秘密の入り口から私の知人が数人入ってきて談笑しています。このままでは見つかってしまうと思った瞬間に、見えない姿の人が両頬に3本ずつ、狐の髭のようにメスを入れました。不思議と痛くなく、それで手術は終わりです。
私たち3人は何食わぬ顔で螺旋階段を降りていくと私の知人と思われる人たちが私に気がつくこともありません。
そのままそのビルを後にし、顔は変わったけれど、匂いで気がつかれるかもしれない。鬼滅の刃の世界のように、周りの気配に注意しながら私の実家の方に移動していきます。
その日の夜、私の実家のブレーカーが降りてしまいました。なぜか実家周辺エリア全体がブラックアウト、停電してしまいました。その停電を解消するには、私が逃げている人が住むエリアにある2階建てアパートの壁にあるブレーカーを上げる必要があります。
整形をした私は、危険がありましたが、細心の注意を払いアパートに向かいます。アパートにつき、その階段からブレーカーに手を差し掛けたところで、私が逃げている人が二階の階段から降りてきて見つかってしまいました。
わたしは、アパートの屋根に飛び上がり、屋根づてに逃げましたが、捕まってしまいそうなところで目が覚めました。
その夢は全てカラー、明るさも暗さも逃げて走っている時の風も、声や音も感じる夢でした。
朝起きて、しばらくぼうっとしながら何なんだろう。この夢は、そういえば「ヒコポンドリー」って聞いたことがある気がする。
調べてみると、ヒコポンドリーは心気神経症と言い、実際には病気ではないのに、ささいなことで身体の不調を感じ、重要な病気ではないかと怯える状態とのことでした。
もしかしてこの夢は私が自分の苦手な人に対して感じていることに対して、気づきを促す夢かもしれない。
おそらく私が苦手だと思う人は多少なりとも私を嫌っていると思うけれど、私がその状況を必要以上に深刻に考えて、悪いと思い込んでいることと同じ。些細なことを重要に感じ怯えているのではないかと感じました。
見えない人が言う「整形して顔を変えた方がいい。だけどあまり変わらないかもしれない。ヒコポンドリーだから」と言うのは、私が苦手な人に対して抱いているこころの持ち方に対してかもしれない。
不思議な夢が教えてくれたこと。上手に生かしたい。