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不正入試


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 この2月に早稲田大学を受験した高校三年生が不正入試をし、あすにも書類送検されるといいます。

www3.nhk.or.jp

 

 NHKの記事によると、この学生は、国公立の入試がうまく行かず不安だったので、このような不正を行ったそうです。SNSを見た人が不審に思い大学に通報したことで発覚し、大学側が他学部の受験において、ウェアラブル端末のスマートグラスを掛けている学生を発見し身元が特定できたようです。

 

 ・・・ということは、SNSを見た人が大学に通報せずに、またこの学生が、別学部の試験を受けていなければ犯人の特定はできなかったのでしょうか。

 

 私も試験には受かりたいけれど、このような不正は思いつかない。不正という発想も思いつかない。それは不正は不正、悪いことだとわかっているから。この学生、自分が悪いことをしているとか、この悪事が明るみに出ることを認識できなかったのでしょうか。

 

 学生さんは切羽詰まっていたのだろうけれど18歳に至るまでの人生経験で、やっていいこと、悪いことの判断はできそうに思います。いわゆる「道徳」の問題か。いや、道徳というより、「不正入試をしてはいけない」ということは教えないとわからないことなのでしょうか

 

 スマートグラスとは、ビックカメラによると以下のようです。

スマートグラスとは、メガネのように取り付けることで、目の前に現れた画面で映像コンテンツを楽しんだり、移動中に音楽を聞いたりできる次世代のウェアラブル機器。動画・写真撮影やスマホと連携してハンズフリー通話ができるモデルも存在します。

 

 スマートグラスを開発した人も、不正入試で自分の技術が活用されることは望んでいないでしょう。せっかく生まれた新しい技術が良くないことで活用されるのは残念です。

 

 この学生さんが不正をしようと思う気持ちの源が、例えば、「○○を学びたいから、早稲田大学に行きたい」ではなく、「不安定な社会を生き抜くには、不正をしてでも入試に受からなければならない。」と思ったのなら、不正の要因は今の社会にもあると思います。

 

 スマートグラスでは、映像が楽しめるようです。また音楽を聴いたりできるものもあるようです。ご病気で入院されている方が、海外旅行気分を味わいたい。映画を観たい等、その端末ならではの機能を堪能するような使い方ができたらいいなと思います。

 

 スマートグラスが不正入試に使われたことが非常に残念に感じました。


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