先日北京オリンピックが閉会しました。はてなブログ今週のお題「冬のスポーツ」に参加します。
「報われない努力」フィギュアスケートの羽生結弦選手の言葉。北京オリンピックで羽生結弦選手は絶対王者としてオリンピック3連覇への期待を背負いながら、長年の夢でもある「クワッドアクセル」に挑みました。テレビで観戦しましたが、羽生選手の姿は心に響きました。
北京オリンピックでの羽生選手の会見を見て、羽生選手の感謝の気持ちは本心から出ている言葉だと感じました。マスクで顔半分が隠れていても、真摯に答える目は口ほどにものを言っていました。羽生選手は常に礼節を重んじ、周りへの感謝の言葉を忘れません。
この会見ではありませんが、フリープログラム滑走後のインタビューで「一生懸命頑張りました。報われない努力だったかもしれないけれど・・・」とお話でした。
この言葉は言葉のまま「一生懸命頑張った。報われない努力だったかもしれないけれど」という思いがそのままにまっすぐと伝わってきました。それは、羽生選手が積み重ねてきたことから生まれた言葉そのものと感じました。
羽生選手ほどの人でも、ショートのようなトラブルに見舞われることもある。そして、目指していたことがかなわないこともあるのです。
3連覇を期待されている中での重圧、万全でない体調でのチャレンジ、ご自身が最も苦しみ葛藤してのチャレンジだったことでしょう。
羽生選手が一生懸命、精一杯やっていること、練習を重ねてきたことは、日ごろ語っている言葉、こころ、行動はすべて一致しているように感じます。また、スケートが好きで楽しみながら自己研鑽をしている、スケートをリスペクトする気持ち、諦めない気持ちも伝わってきました。
オリンピックでの順位だけを見たら「報われない努力」なのかもしれません。「努力は必ず報われる 報われないのは努力が足りないからだ」という言葉があります。私は羽生選手のチャレンジは努力不足だとは思いません。報われない努力だったとも思いません。
羽生選手が「羽生結弦のスケート」、羽生選手ご自身の人生を生きていくうえで今回の北京オリンピックは、今までのオリンピック2連覇と同じくらい、いやそれ以上に素晴らしいと思う。羽生選手の努力が結果以外のかたち結実していると思う。そして羽生選手の努力はもっと大きく結実していくと思う。
これからも羽生選手を応援していきたい。