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あなたのためを思って①


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以前、一方的に否定されたと感じたことがありました。

 

 それは、責任を持たなくて良いことに責任感を感じて求められた役割以上の関与をした際に、そこには誤解があると感じ、クレームを言ったときのこと。

 

 私がクレームを言ったこととその内容に対して、直接の当事者ではないBさんに苦言を言われました。

 

 Bさんは私に、「周りはあなたのことを考えて、良かれと思ってやっているのに、あなたがそういったらどうすることもできない。」と言いたかったのだと思います。そして、そこからBさんは私に対する態度が変わった。と私は感じました。

 

 私はそのクレームを言う必要がありました。言わなければ自分を保てませんでした。

 

 それからある程度の時間が経ってから、Bさんと話をすることがありました。

 

 その時に、以前Bさんに苦言を言われたこと。そこから、距離を感じたと伝えました。

 

 Bさんは私に「あなたが傷つくかもしれないとわかっていて言った。あなたのためを思ってそういった。」といいました。

 

 私はBさんに、自分が苦しい時に助けてもらったご恩があり、Bさんを信頼しています。

 

 ですが、言われたことに対しては、負担に感じました。また、自分に負い目を感じる気持ちから、否定されたとも感じました。Bさんに対しては、厳しいことをいうなと感じましたが、Bさんは私に対してそのように感じているんだというそのままの事実を受け止めました。

 

Bさんから言われた言葉。

 

 その言葉は言われて気持ちよいものではありませんでしたが、Bさんは私を傷つけようと意地悪や貶めようとしていっているのではないとも感じるのです。それは本人同士の信頼関係、その言葉も事実だし、それ以外のBさんの言葉も行動も事実。距離は感じていましたが、意地悪はされていません。むしろ守ってもらっています。

 

 そう思う中で「あなたが傷つくかもしれないとわかっていて言った。あなたのためを思ってそういった。」といわれた言葉はひっかかりました。

 

 立場を逆転した時に、私がBさんの立場であれば、私の立場の人に、相手を否定するようなことは言いません。

 

 思わず本音が出てしまったのでしょう。言ったことに対して「まずい」と思う気持ちもあったのでしょう。

 

 「あなたのためを思って」という言葉は、主に自分を正当化させたいときに使うことが多いように思います。

 

 その言葉はあまりいい言葉ではなかったけれど、その言葉がすべてではない。相手が自分に対してどう思っているかも究極には意味を持たない。相手がどう考えようと、相手は相手。自分にはコントロールできない。自分は自分。

 

 私のクレームには、クレームの対象の人を否定する気持ちもありました。ですが、同じように相手に対して感謝する気持ちも併せて持っています。それも、伝えることができました。苦言を伝えた相手とも良好な関係は保てています。

 

 自分を肯定できるようになったからこう思える部分もあると思います。これは私にとっては良い傾向です。


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