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心豊かに生きていきたい

「あなたのために」は発言主体のため


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ここ1年感じていることです。

 

 「あなたのために」や「従業員のために」、「お客様のために」、「患者様のために」という言葉の後に、××しました。というケースがあります。

 

 その場合、本当に「〇〇のために」こうしたのでしょうか。?

 

 言葉を変えると、こうしたという原点となった理由が、本当に「〇〇のために」だったのかということです。発言者が××をしたい理由、それは、○○のためかもしれないけど、実は発言者の△△のためではないかという話しです。

 

 例えば、病院が患者様のために予約方法を改善しました。というのは、患者の利便性向上もあるけれど、病院の業務効率化、費用削減等もある。

 

 何事にも理由は複数ある。患者、病院サイドの改善理由と改善効果も理解できる。これは、私がいいたいことよりも真っ当な例です。

 

 「あなたのために」〇〇したというのは、それを言った自分のために××したということが多いように思います。

 

 例えば、「あなたのために」苦言を言ったという人がいたとします。本当に「あなたのために」いったのでしょうか。

 

 相手に寄り添って、相互の信頼関係のもとにその言葉をいうケースから、自分にとって相手が自分の思い通りにならないから、自分のために「あなたのために」という言葉を使っているケースもあると思います。

 

 日本語は巧みです。でも、言葉ではない表情や語調、から本当の感情はつたわってくるものです。

 

 生き物って不思議です。人間であれば、言葉ではなく、態度や語調、表情といったノンバーバルな情報のほうに真意が出るのです。

 

 猫は鳴き、犬は吠えます。言葉にしたら、「ニャー」、「ワン」としか表せないけれど、鳴き方や吠え方、その時の耳や体の形、動きで何を訴えようとするか人間は判断しています。

 

 猫や犬が飼い主を「あなたのために」と舐めてくれたりする気持ちには裏腹な感情はないと思います。

 

 「あなたのために」という言葉を選ぶ時点で、それは自分のために言ってると思った方がいいようにもおもいます。

 

 自分たちの△△という問題を解決することが、あなたの○○にも通じる。という話しが現実的なところだと思う。

 

 

 それを「○○のために」、ということを前面に出して、自分たちの△△をひた隠しにして、△△の目的を果たそうとするのは違うと思う。ですが、そういうコミュニケーションをとっている限り、△△の目的を果たすことも難しいと思う。

 


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