唐突ですが、皆さまはタオルをどれくらいの頻度で買っていますか?
と言いますのが、10~15年位前までは、タオルというと、冠婚葬祭に関連して、香典返しでいただくことが私はとても多かったです。また、何かのお祝いのお返しでいただくこともありました。
ここ数年、家族葬が浸透し、お葬式に参列したり、お香典をお渡しする機会も数えるほどに減りました。また、自身の年齢もありますが、結婚式に参列する機会もめっきり減りました。
お香典返し等でいただくタオルは、ウェッジウッド等のブランド品でした。フェイスタオルサイズのものが2つほど入っていることが多かったです。バスタオルを1枚頂くこともありました。私の場合は、いただいたもので、需要の半分以上を満たしており、タオルを買う機会も少なかったです。
そのころは、百貨店にいくと季節問わずにタオルのセールがされていて、バスタオルやフェイスタオルを買っていました。今はめっきり百貨店に足を運ぶ機会も減り、ついでにタオルを見ることもなくなりました。タオルを買うときは、地元の商店街かスーパーの衣料品売り場に行くか、ネット通販をみます。
タオル自体、値段もピンキリです。地元で売っているタオルは百貨店のセールと同じくらいの値段です。ですが、そのお店のセール品はもっとお手頃なものが売っています。値段も質もピンきりです。一概に安かろう悪かろうでもありません。比較的早くダメになるものもあれば、生地がしっかりしていて長く持つものもあります。
話しは戻りまして、何が言いたいかと言いますと、タオルの例からとなりますが、お葬式において、家族葬がメインとなり、香典を受け付けないケースが一般化する社会を予想できたでしょうか。
百貨店の外商のようなお仕事において香典返しは、お客様は異なれど継続反復して発生する1つの確立した仕事だったと思います。今は、きっとその件数が大きく減ったでしょう。
冠婚葬祭は続きますがその形は変わってきました。仕事の業種に影響を与えるのはAIだけではない。そのようなことをタオルから感じました。