今を大切に生きる

心豊かに生きていきたい

インナーチャイルドセラピー

 10年位前のことです。基本的なことをできない人を採用されてしまい、その指導を押し付けられて、その組織(部)の長から「私の指導が悪い」と言われ、結果として私が異動させられてしまった時のことです。

(数年後心身のバランスを崩した後に、後輩に悩まされました。そのときは私は線を引くことができました)

 

 その仕事が好きでやりがいも感じていました。なので自分が異動させられたことはショックでした。いろいろと楽になりたいと藁にも縋る思いで、ずっと気になっていたインナーチャイルドセラピーを探し受けたのです。

 

 インナーチャイルドセラピーは1対1のもので、私が初めてスピリチュアル系のものを体験したものでした。

 

 実体はヒプノセラピーです。催眠状態になっているところで、過去においてできた心のトラウマにはたらきかけるものです。所要時間は1~2時間です。

 

 私はそのスピリチュアルカウンセラーに期待していました。ネットでは、セラピーを受けた方も多く、効果があるよう見えました。

 

 スピリチュアル的なことに興味があったものの、初めてあった人に催眠を掛けられることは緊張もあったと思います。私は順調に催眠に入れませんでした。セラピー中に正直にそれを訴えましたが、そのカウンセラーはどんどんセラピーを進行していきました。その様子に私は軽い催眠からも覚醒してしまい、声を出して失笑してしまいました。それでもそのまま進行していったのです。

 

 確か3~4万円程度を支払いました。帰り道の時点で高い授業料と感じました。そのあと、信頼できる人に話し、臨床心理士を紹介してもらいました。

 

 その人は、自分でセラピールームを持っていて、臨床心理士としてセラピーを行っていました。今思えば、心理療法に基づくカウンセリングを受けていたのだと思います。

 

 その方はアメリカではカウンセリングは一般的なもの、日本でカウンセリングというとこころの病がある人が受けるというイメージだけど、こころの専門家をもっと頼ってほしいとお話でした。数回でしたがお世話になりました。こちらの方が効果がありました。

 

 話しは戻り、10年くらい前に私が受けたインナーチャイルドセラピーのセラピストさんは今も活動されていました。

 

 今思えばですが、もし私がスピリチュアルカウンセラーの立場だったら、「順調に睡眠に入れていない」と訴えられて、自分からの問いに「まだ見えません」等々言われ、セラピー中に(覚醒氏)「失笑」されたら催眠にかかっていないことはわかると思います。それでも、そのまま進めるってことは、、、、。

 

 セラピーが合う人もいるのでしょう。また、同じセラピストに何度も複数受ける人はいなく、基本1回で割るのかもしれません。もしかすると、このようなセラピーを求める人の需要が高いから続いているのかもしれません。

 

 私は同じカウンセラーのセラピーを受けることはない。そのスピリチュアルカウンセラーと私はあわなかった。

 

 そして、もし私がカウンセラーになることがあったら、無理にセラピーやカウンセリングを進めることはしない。クライアントの様子を無視して進めること自体、相手を傷つけることになるからです。