今を大切に生きる

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視覚情報が与える影響

 立憲民主党の代表選が行われました。候補者4名の演説を聞きました。候補の中には、何も見ないで演説する人、ところどころ手元資料を確認する人、色々な話し方をする人がいました。いずれも、自分の言葉(作った原稿)を話しているのだと思います。

 

 しかし、テレビ越しに見ても、何も見ずに話している人の方が安心感がありました。ノンバーバルコミュニケーションがそうさせたのだと思います。メラビアンの法則では、言葉は言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%です。視覚情報はそれだけ影響が大きいのです。ラジオで聞いていたら、また別の印象だったかもしれません。

 

 また、手元資料を見ないで話すということは、話す内容の候補はその人の頭の中にしかわかりません。だからこそ、「今」が伝わるのだと思います。

 

 手元資料を見て話しをする人を否定しているわけではありません。自分の特徴や必ず自分が伝えたいことを確実に伝えたいという姿勢でもあります。視覚情報が与える影響は大きいことが現れたと思っています。

 

 話はずれますが、候補者一人ひとり、政策に対する考え方が異なります。それは異なる人間なので、同じでないと思います。そうすると、政党の差って何なのでしょう。

 

 政策に対する見解の差から、政党による理念がよくわからなくなったのです。人は一人でできることは限られ、集団になることで力を発揮できることはたくさんあります。政治もその類なのだと思います。

 

 しかし、A政党に所属する人でも限りなくB政党に近い人もいる。B政党に所属する人でも、限りなくA政党に近い人もいる。A政党からB正答に移る人もいる。

 

 そういう意味では、政党を組む人の価値観も多様性があっていいのかもしれません。今日のところはこの辺りで失礼します。