小学生のころから通っている病院の先生の診察がありました。当時体内のバランスを崩し、一時期薬を飲んでいました。幸いその期間でおさまり、ずっと経過観察をしています。
生涯で一番長く診ていただいている先生。先生はおそらく70代半ば、もしかすると後半かもしれません。
通常は年1~2回通っていますが、昨年崩した心身のバランスが影響したのか、正常値に近い範囲での変動があり、直近は年3~4回のペースで通っています。検査結果は異状なし。経過観察が続くことになりました。
昨年10月の診察の際に、頑張りすぎたことを話をしました。先生はそのことを覚えていらして、「最近はどうですか?」と聞いてくださいました。
私
「通信制大学に通うことにしました。頑張りすぎた仕事や会社の比率を下げていきたいと思っています。」
先生
「まぁ、それはいいですね!ほかのことに目が向いて、それも前向きで。とてもいいと思います。実は私も新しい資格を取ったの。」
私
「・・・え?」
先生
「人間ではなくて、植物のお世話をする資格。1年近く勉強したのよ。地球は植物がないと成り立たない。植物のお世話をしているととても楽しい。」
とても素敵な笑顔で話してくださいました。
私
「す、す、すごい!」
それ以上の言葉が出ないぐらいびっくりしました。
小学校のころ、植物のお世話をするのが好きだ。お休みの日は観葉植物のお手入れをしていると話されていたことを思い出しました。
それから数十年、医師という仕事をしながらも、好きなことを続け、学び資格をとる。
いつでも勉強できる。そして楽しめる。とても刺激を受けました。