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カウンセリングと悩み相談の違い


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 「カウンセリング」と「悩み相談」の違い。通信制大学の授業で学びました。

 

 「カウンセリング」は自分の悩みとなる原因に気づきを与えること。対して「悩み相談」は相手からアドバイスをもらい解決すること。

 

 悩み相談。「相手からアドバイスをもらい、解決すること」を望む人もいるけれど、ただ、聴いてほしい人が多いように思います。

 

 十数年前にコーチングのコーチの資格を取りました。そのとき、コーチングにおけるコーチは馬車を指すことば。コーチは目的地に進んでいけるよう並走する役割、また、精神面は0からプラスの方向に進むものと習いました。

 

 「カウンセリング」は、うつ等のこころの病をかかえていたり、0ではなくマイナスの状態からのスタートとなる。それはコーチではなく、心理を学んだ専門家がおこなうもの。うつ等を持っている人はカウンセリングを、コーチはコーチングを引き受けないと習ったように記憶しています。(それだけこころの問題を真剣にとらえ、専門家の支援が必要と捉えていることあらわれだったのかもしれません)

 

 時代とともに解釈が分かれたわけではないと思いますが、「カウンセリング」の捉え方は大学で学んだものほうが広範囲にあたる。病等マイナスの状態からのスタートの場合もあります。「キャリア・カウンセリング」等はそれにあたります。

 

 「キャリア・カウンセリング」は、職業、キャリア、生涯にわたるキャリア、キャリアの意思決定、キャリア計画その他のキャリア開発に関する諸問題やコンフリクトについて、資格を持つ専門家が個人または集団に対して働きかけ、援助する諸活動であると定義されています。

 

 「悩み相談」について、相手がアドバイスをしてくれたことを聴くことができるか、できないかはその後に影響を及ぼすと感じています。

 

 友人に「悩み相談」をし、話すことで自分の気持ちがすっきりすることを目的にしていたら、すっきりすることで終わると思います。

 

 相談した相手から言われた言葉を聴く、というよりも受け止める。そのうえでその聴いたことを自分で判断する。

 

 例えば、これは取り入れたい考え方だ、価値観が異なりすぎて理解しがたい、価値観が異なるけど、こういう視点があるんだと思う。このように受け止められたら、次につながると思う。

 

 仮に相手が言ってくれたことに対して、相手と私の状況は違うから参考にならない。だったり、話は聴いてもらいたいけど、相手の言うことは必要としていない。というのだったら、相手も疲れてしまうでしょう。

 

 私は心身のバランスを崩すまでは相手がいってくれたことに対して、「私は違う」と言っている傾向がありました。相手の思いや言ってくれていることを受けとめられていなかったと思う。

 

 心身のバランスを崩してからは、一度相手の視点を受けとめることが少しずつできるようになってきたと思う。これはすごく自分の成長につながることだと思う。


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