今を大切に生きる

心豊かに生きていきたい

振る舞い


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 今日天皇陛下前立腺の詳しい組織検査のため病院に行かれた旨のニュースが流れた。数週間前もMRIでの検査に行かれたのも日曜日でした。おそらく一般の人と検査が重ならないように日曜日に行かれているのでしょう。

 

 天皇陛下のお身体の状況や皇后雅子さまの健康状態やご病気の報道を見るたびに、ここまで報道しなければいけないのかと思います。たら、ればのはなしをしてもいみのないことだとわかりながらも、天皇陛下、皇后が仮に一私人であったなら、このような報道がされることはない。日本国民だけでなく、全世界に向けて発信されている。

 

 健康状態はその人のもっともプライベートな機密情報のように思います。天皇陛下、皇后はじめ皇族の皆さまは公人であることで大変な葛藤があられるのだと思う。皇室としてのお役目を果たされていらっしゃる。本当に想像もつかないような環境を生きていらっしゃるのだと思う。

 

 天皇陛下はいつも穏やかで温かい。お言葉とあわせてノンバーバルから伝わってくる礼節や溢れる気品は、お人柄であり、日本国の象徴であられると思います。

 

 今日のニュースから、1年ほど前に皇室を離れた元皇族の女性とそのご主人のことを思い出した。

 

 元皇族の女性は、生まれながらに皇族というごくごく特異な環境で育ち、愛する男性を見つけ、親の反対も押し切って結婚された。また、皇族の籍を離れるときの一時金を受け取らなかった。いろいろな思いがあられたのでしょう。

 

 元皇族の女性とそのご主人の結婚後の記者会見、私には、お二人の怒りが強烈に伝わってきました。あの会見でもきっとお二人は本当に言いたいことの一部だけしかいえなかったのでしょう。

 

 会見はお祝いという喜びや温かいイメージではなく温かいものはありませんでした。

 

 その後ご主人はたまにマスコミに追いかけられて、無視をし続けていました。一般人だし、対応する必要はないといえばそれまでです。

 

 ですが、実際には元皇族の人とその伴侶がまったくの一般人として扱われることはないでしょう。もしかしたら、それはお二人にとって、つらい現実の一つなのかもしれません。

 

 元皇族の女性とそのご主人にも、想像もつかないような葛藤があるのでしょう。今こうやって結婚できたことや周りの人たちへの感謝の気持ちもあるのでしょう。仮にそうであったとしても、振る舞いからはそれはわかりません。礼節という言葉が思い浮かび、心に残りました。

 

 元皇族の女性とそのご主人がお二人の力で幸せを築いたときに、怒りではなく喜びや温かいイメージが伝わってくるように、心からの笑顔であってほしいと感じました。


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