Yahooの記事やInstagramをみると良く心理テストが表示される。
Yahooの記事では一度心理テストを見ると、Yahooニュースの下段に心理テストの記事が表示される。Yahooでひっかかる心理テストは、恋愛から個人の性格などさまざまなテストがある。
Instagramでも、個人の方が「恐ろしいほどあたる!」等の言葉とともに、複雑な要素を兼ね持つ絵について、その中で、何が一番最初に見えたかでその人の性格がわかる。解説はコメント欄を見てとの心理テストも表示される。
心理学の勉強を始める前、面白半分これらの心理テストをやってみては、そうそうとうなずく部分もあった。選択肢が4つあるとすると、人により強弱はあれど,選択肢の4つは誰しもに当てはまる側面。つまり、選んだものでなくても、あてはまる側面だったりする。
現在心理学の検査法の勉強をしています。そこでは知能や性格・パーソナリティ、職業適正に関わるさまざまな心理テストを学びます。
ネットで繰り広げられているものも、心理学で学ぶものも同じ「心理テスト」と呼ばれています。
心理学で学ぶ心理テストは臨床で役立てるもの。その人をアセスメント(査定:見立て)するための1つの情報になります。異常性や精神病理の見立てとしての心理判断を含むだけでなく、その人の潜在能力や健康で積極的な適応力の見立ても重視します。
例えば、知能テストでは、発達の遅れがあるか、精神障害の等級をきめたりする根拠のあるデータとなる。妥当性、信頼性、客観性がもとられます。
どのテストにも必要となのは、そのテストの実施方法、内容、解釈の仕方を熟知することが大切。自分の経験がないものは実施しないと書いてあります。
人の知能だったり、こころというものは、目に見える形があるものではありません。だからこそ、心理テストには妥当性、信頼性、客観性が求められるのだと思います。また、そのテストで見える結果も、そのテストで見えるもの、その人のすべてではありません。
一方で、こころというものは、自分でもよくわからなかい。自分を知りたいために、お手軽な心理テストがあれば、実施したくなる人も多いと思います。
臨床心理学で使用される心理テストと、一般的に目にする心理テストは目的、用途が異なる。そういってしまえばそれまでだけど、一般的に目にするテストの妥当性が証明できるくらいのサンプルがあって、その結果に客観性があるのなら信頼性も上がるでしょう。もしかしたら、作成者が周りの人を見て、その人が思う内容をテストにしているものもあるのかもしれません。
一般的に目にする心理テストを利用するときに、臨床と同じ目的で心理テストを利用する人はいないと思いますが、ちょっと悩みがあるようなとき、なにかにすがりたいようなときには、そのテストを通じて何かしら自分に対して気づきがえられるかもしれないの気持ちで行うのがちょうどいいかもしれない。
心理テストを実施したいと思うときで、何かに不安があったりするときかもしれません。本当に悩んでいるときは臨床心理士等心の専門家のちからを借りた方が良いように思いました。