今を大切に生きる

心豊かに生きていきたい

一方通行


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 コミュニケーションをはかる中で、相手と自分の考えが異なることはよくある話です。そのときに、一方的に自分の考えを、それも感情をこめて言われたら相手はどう思うでしょう。その感情がポジティブや好意にあふれているならまだしも、それがネガティブで相手を嫌だと思いながら言っているものならば。

 

 プライベートな人間関係もしくは対等な人間関係であれば、言われた相手も自分の考えを述べられるが、これが会社組織であると、言えなくなる。組織内で役職の高い人も新入社員も人としては対等であるという考えから上の人は特に部下と話すときには相手と自分は人としては対等だという気持ちを持つことが大切だと思う。

 

 自分の今までの経験を振り返ると、威圧的に接してくる人は、大概相手の話を聞かない。自分の主張を押し付けてくる。その自分の主張は自分を守るために、自分が傷つかないように相手に自分を押し付けてくるタイプ、自分が正しいと信じて疑わない、相手がどう思おうと関係ないタイプ、相手のことを言っているのだけど、適切な言葉で表現ができず相手を傷つけてしまうタイプ。自分のことが大事で、相手からあがめられないから相手を貶めることで自分の優位性を保とうとするタイプ。色々います。

 

 自信がないときや自分の存在を不安に思っているとき、またネガティブ思考になっているときに、上記で表したようなタイプと話したとします。自分に自信がなかったり、不安に感じているところが相手の言葉に含まれていると、「私って駄目なんだ」と感じてしまいます。

 

 ですが、冷静に振り返ると話は一方通行で双方向のコミュニケーションは成立していません。

 

 相手が一方的に自分の考えを主張してくるのなら、相手の話を聴こういや、聞こうともしないなら、そういう人は相手にしない。相手の話を聞く姿勢がない人とコミュニケーションをとることは難しいです。言葉を返せば、自分の考えを伝えることができなければ、コミュニケーションは成り立ちません。なので、自分の考えを相手を傷つけずにたたえられるようになることはとても大切なことです。

 

 一方通行で聴く耳を持たない人には、自分の考えを言っても火に油を注ぐことになります。そういう人からは離れる、関わりを持たない。それは逃げではありません。自分を守ることです。


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