今を大切に生きる

心豊かに生きていきたい

噛み合わない主張


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 先日保険金不正請求問題を起こしたビッグモーターの社長が記者会見を行った。会見では社長と息子である副社長が責任を取って退任することが発表された。

 

 ですが、ビッグモーターという会社は、ビッグアセットという元社長とその息子が役員となる資産管理会社がビッグモーターの株式を保有している。つまり、元社長とその息子が株式を保有しているのだから、実質的には、元社長とその息子が支配していることに変わりはないのです。

 

 新社長は「元社長のあまりにも強力なリーダーシップに頼りきっていた。」と話していた。あまりにも強力なリーダーシップを図る人が、自社の不正を報道で知るなんてことがあるだろうか。もし、本当に自社の不正を知らなかったなら、裸の王様のような状態だ。

 

 「強力なリーダーシップ」を持つ社長のもとで、気に入らないことがあると降格されるような人事があるなかで、現場の工場長等の中間管理職が、社長に背くような不正をすることができるでしょうか。

 

 「強力なリーダーシップ」に反する行動で会社をひっくり返そうと思うなら、別の方法をとると思う。

 

 ゴルフボールで車に傷をつけることは、ゴルフへの冒涜だという。いや、車への冒涜であり、顧客への冒涜です。

 

 新社長は就任後社内コミュニケーション用のLINEの履歴を削除したそうだ。

 

 ここまでかみ合わない主張は久しぶりだ。


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