今を大切に生きる

心豊かに生きていきたい

叩けば埃が出る


スポンサードリンク

 ビッグモーターの保険金不正請求問題を昨日もその前もブログに書いています。本当に組織ぐるみで不正が成立する仕組みが成り立っているように感じます。

 

 修理をする車を預かる。修理以上の傷や修理項目を増やす。保険金を見積もる。保険金をもらう。ビッグモーター社以外にも損害保険会社が見積もりをするという工程がそこには含まれます。

 

 ビッグモーターには、複数の損害保険会社から社員が出向していました。その中でも損保ジャパンからは37人も出向者がきていたそうです。

 

 出向する場合、その人件費は出向先(この場合はビッグモーター)が持つことが一般的です。

 

 疑問に思うのは、保険会社は保険金の支払いに寛容ではありません。そのような中で、保険金が適性に請求されているかは調べるはずです。車の修理を扱う会社A社とビッグモーターでは、おそらくビッグモーターの方が見積もり単価が圧倒的に高かったと思うのです。それでも不正を見抜けなかったのでしょうか。

 

 報道によると、保険会社から出向していた人は、不正に気付いた人もいたそうです。ですが、この社風であればビッグモーター内で意見具申ができる状況ではなかったでしょう。また、出向元の自社にそれを訴えた人もいたでしょうが、保険会社もビッグモーターに社員を出向させることに利益があるとしたら、どうでしょう。

 

 こんな記事を見つけました。

news.yahoo.co.jp

 

その記事によると

 番組では、ビッグモーターの関東エリアの元工場長の「損保会社とビッグモーターの関係というのはかなり深い。背景にあるのは自賠責保険と入庫紹介の関係」というコメントを放送。元工場長によると、損保会社がビッグモーターに修理車両を1台紹介すると、ビッグモーターは自賠責を5件を与える「1入庫5自賠責」という慣習があったという。ちなみにビッグモーターの経営計画書には「自賠責保険の取引実績に応じて修理が必要な車の紹介を強く要請する」とされている。

 “1入庫5自賠責”については「これは大手の中古車販売店であったり、大手の自動車販売の会社と保険会社の間では、数というのはその会社ごとの契約で違うと思うんですけれども、1台事故修理の紹介があったのに対して自賠責何個契約してください、あるいは任意保険何人契約してくださいという、これ自体もグレーゾーンな感じもしますけれども、今までもあったのは事実だと思います」と話した。

 

 きっとこのようにお互いにとって利のある仕組みがあるのだと思う。


スポンサードリンク