8月のスクーリングで2つの再会があったことを書きました。1人は同じ演習に参加した顔と名前が一致しない3人のうち1人の方、もう1人は、1年3ヶ月以上前の3年次一番最初のオンラインスクーリングでお話したことがある方でした。
2人目の方をAさんとします。Aさんは、オンラインスクーリングの最後に先生に「転職をするかしないか迷っている。アドバイスが欲しい」と質問しました。
先生から「まずは目の前で変えられることをやってみて。辞めるのはいつでもできるから」と言われ、その時なんとも言えない表情をされていました。
先輩から勉強の仕方を教えてもらいたい気持ちと職場に対して何かしらの違和感を感じていらっしゃるニュアンスに共感を覚え、Aさんの連絡先をききたかったと思いました。zoomでの受講、そのようなアプローチもできませんでした。それが1年3ヶ月前の話です。
今回のスクーリングでは、出欠の際に名前を聞き「あれ?」と思いました。Aさんは友人と名前が同じでした。見た目の印象から、2日目の午後に同じ人だと確信しました。声をかけようかと思いましたが、声は掛けませんでした。
声をかけなかった理由はいくつかあります。
1つ目は、もし私が逆の立場だったら、びっくりしてなんでそこまで印象に残ったのだろうと思うかも。私は初めてのスクーリングで、大きな印象が残っています。ですがAさんが私の記憶の通り4年生だったら、オンラインスクーリングには何度も参加されていて、その1回を覚えているとも思えません。
2つ目は覚えていた理由が転職を悩んでいらしたこと。本人にはとてもセンシティブな問題、「なんで覚えていたの?」と聞かれ、それを答えたらもっと引かれるだろうと感じました。
3つ目はもうAさんの連絡先を聞こうと思わなかったこと。これがいちばんの決め手でした。当時は一緒に学ぶ友達もいなく、友達になりたいとおもいました。ですが、今はゼミの友達もいます。加えて、当時は転職を考える要因であろうことや未来の不安に共感をしていました。
私は、学問において少しずつ行動を起こし、その当時から動いてきたことにより、いろいろなことがだいぶ明確になってきました。今も続けている仕事に対しても、悩み抜いて明確な位置付けができました。
未来への不安は漠然としたものから、だいぶ絞られた状態です。
Aさんに声をかけなかったことは「何かを変えたいと思うなら、目の前にある小さなことに行動をする」ことをしてきた結果、当時の状態から変わったということなのだとおもいます。(③に続く)