今を大切に生きる

心豊かに生きていきたい

VIVANT


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(この記事には最終回の内容が記載されています。最終回をこれからご覧になる方等はスルーしてください)

 

 今クール最大の話題作『VIVANT』が遂に昨日最終回を迎えました。事前にドラマの内容に触れることなく始まり、1話の製作費1億円を超えるともいわれた異例づくめの本作、日本の「テレビ離れ」現象に一石を投じる作品となりました。

www.tbs.co.jp

 

 それにしても素晴らしかった。「敵か味方か 味方か敵か」というフレーズのもと、最終回は裏切り者暴きで終わるのかと思っていました。主役乃木憂介を演じた堺雅人さんは「自分の身内の話と思ってみてほしい」。その言葉の通り、愛にあふれた最後となりました。そして、息をつく間もない79分間は過ぎエンディングを迎えました。

 

 一躍トップスターとなったドラム、ドラムは公安・野崎の超優秀なエージェント、ドラムが裏切者ではないかとネットでは騒がれていましたが、ドラムは最後までいい人でした。

 

 ドラムを演じたのは富栄ドラムさんという元お相撲さんです。第1話でモンゴル人俳優かと思っていました。モンゴル語もに日本語も理解していますが、自ら声を発しないドラムはスマホのアプリで女性の声で端的に言葉を返します。ドラムの一生懸命でひたむきな姿、表情の演技と相まって癒しと強烈な印象を与えていました。

 

 ドラマで主役を張るスターがこんなにも集まったドラマ、そして最終回で回収されていく伏線回収、素晴らしかった。誰一人かぶるキャラがいない。そしてそのキャラクターのイメージ、性格のようなものも伝わってくる素晴らしいドラマでした。最終回の内容はこちらの記事によくまとまっていました。

news.infoseek.co.jp

 

 こちらの記事に記載がない内容を1つ。乃木憂介は父ノゴーンベキの復讐を回避するために、ベキとバトルカ、ピヨを打ちます。乃木はこのドラマの中で味方を殺したことはありません。そして、弟であるノコルに電話に「皇天親無く 惟徳を是輔く」という言葉を伝えます。これは「天は公平で、特定の人をひいきすることはなく、徳行のある者を助けること。」という意味だそうです。そして、この番組のタイトルVIVANTとはフランス語で「生きる」という意味があります。ベキとバトルカ、ピヨは乃木に打たれましたが、急所は外され、生きていると私は思います。そしていつか、バルカ共和国に帰る日が来ると思います。

 

 そして、もう一つ気づいたこと、二宮和也さん演じた「ノコル」の名前の意味、これはもしかすると、バルカ共和国に「残る」という意味も持っていたのではないかと思います。

 

 まだ、最終回の余韻に酔い続けています。もう一度じっくり最終回をみたい。そうおもう本当に素晴らしいドラマでした。


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