1ヶ月前に始まった「ワタシってサバサバしてるから」が昨日夜最終回を迎えました。
ドラマのエンドロールにでる「あなたが網浜奈美（主人公）を好きになるまであと○○日」と流れます。
1月16日の記事で、最終回には好きになるというけれど、全然好きになれる感じがしない。。。と書いていました。
果たして私は主人公網浜奈美を好きになったのか。
答えは、好きにもなりませんでしたが、嫌いにもなりませんでした。
最終回のエンドロールでは、おさかなさん（ストーリーテーラー）が、「網浜奈美を好きになりましたか？ いやそれはどちらでもいいのです。重要なのは自分を好きになったかどうかということです。」と話しました。これは一体どういうことなのか。私なりの解釈です。
網浜奈美は自分本位に言いたいことを言い、やりたいことをやり、食べたいものを食べる。そして、人に合わせるのではなく、自分が自分で入れる場所を追い求めていました。
それは、素晴らしいです。そうしたくてもなかなか周りの目を気にしてできない。特に日本人はその傾向が強いと思います。
網浜奈美の良くないと事は、自分を通すために、人に迷惑をかけることに対して悪気を感じないところです。それは、末恐ろしいです。自分勝手です。その感性は私はいただけませんでした。
それでも網浜奈美を嫌いにならなかったのは、とことん自分を愛し、ポジティブに生きているところ。迷惑をかけたことを認識したら、退職する（居られなくなったというのはあります）。また、居場所を追われた網浜奈美は夜の公園で泣き、「私ってそんなに人に迷惑をかけていますか」と職務質問をするお巡りさんに素直に聞くような素直さ、1日寝たら気持ちを切り替えるところには好感が持てました。
人は完璧な人はいませんが、社会で生きている以上、人に迷惑をかけても感じないところを除いては大きく見習うことがありました。
この網浜奈美を演じた丸山礼さん、すごいです。網浜奈美にしか見えませんでした。丸山礼さんが演じたから、網浜奈美は嫌いになれないところがあったのだと思います。
また、栗山千明さんの演技も面白かったです。プライドが高い秘書が、愛する社長の前では、急にブリッ子（って死語だと思っていました）声を出すのです。この役で栗山千明さんの新しい魅力を知りました。
最後に番組の主題歌「サバサバサンバ」面白いです。ご興味がある方は是非ご覧になってください。NHK責めてると感じます。
