今を大切に生きる

心豊かに生きていきたい

論点のすり替え②


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 ジャニーズ事務所の2回目の記者会見。会見の翌日に、指してはいけない記者の方のNG リストがあることが発覚、ジャニーズ事務所は広告代理店の責任だとしています。

 

 事前打ち合わせでその資料を見た井ノ原副社長は、「宛てないととだめでしょう」といったそうです。①ではそんなことを書きました。

pleasantbreeze.hatenablog.com

 

 会見では、井ノ原副社長が指名を受けずに声を上げる記者の方々に対して、「落ち着きましょう」、「この会見はジャニーズjrや子供たちが見ている。お手本になるようにしましょう。」と発言し、拍手が沸き起こったそうです。

 

 私は井ノ原快彦さんに好意を持っていました。ですが、今回はよくわからなくなりました。

 

 子どもに対する人権侵害を行った、加害者側人が、謝罪すべき側の人が、説明責任のある人が「子どもたちに恥ずかしくない場にしましょう」とは。

 

 井ノ原さんのお人柄から、純粋に「そうありたい」と思って発言されたようにも思います。今までの井ノ原さんの社会的認知イメージからもその可能性は高いです。

 

 ですが、性加害を起こした会社の副社長として会見の場になっているのだから、その立場としての発言としては不適切です。

 

 井ノ原さんはいろいろなことに気がつき、優しい人なのだと思います。なので一個人としてならば、まったくおかしくないと感じます。

 

 ですが、当日利用されるかは知らなくともリストの存在を知っていたのです。

 

 ジャニーズ事務所は、井ノ原さんの社会的認知イメージを、起死回生の一矢としていたようにも思います。

 

 東山紀之社長も井ノ原快彦副社長も役者です。役者として会見を乗り切れるほど、この問題は甘くないと思いますが、それだけの人権侵害をした会社の経営者なのです。

 

 経営の立場で会社を導き、会社の見解を発信する責任があります。

 

 昨夜、実は藤島ジュリー元社長があの会見場に来ていたというニュースが流れました。事務所は来ていないと話しています。本当のところはわかりません。

 

 藤島ジュリーさんのお手紙、実母をライオン、自分をシマウマに例えて母娘の関係性を訴えていましたが、あの時、あの場でそれを訴える必要性がどこにあったのでしょう。

 

 2回目の会見の後ハワイで豪遊されていたとの話があり、2回目の会見ではパニック障害で話せないかもと手紙をしたためた。

 

 この方は本当に実母との関係で悩まれたのでしょう。個人としてはこの方が置かれてきた状況と苦しさは理解できます。

 

 ですが、藤島ジュリー元社長という役割にあたり、パニック障害の話を出した意図は私にはわかりません。(③につづく)


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