今を大切に生きる

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差し替えられた看板②


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 先週開かれたジャニーズ事務所の会見で、藤島ジュリーさんが社長を辞任し、東山紀之氏が代表取締役社長に就任したことについて、藤島ジュリーさんが代表取締役を退任していないことから、何も変わりはないという一個人としての見解を記載しました。

 

 藤島ジュリーさんが代表取締役として残る理由は、被害者救済の資金面での意思決定がしやすいということでした。

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 私個人の意見ですが、性加害報道に対する対応として、既に性加害報道がある人を代表取締役社長に据えることには違和感しかありません。その性加害報道についても調査するとのことですが、現時点で明確に説明できずにいるということがすべてだと思います。(リスクヘッジするならこの期間内に調査できたでしょう)

 

 加えて、今ジャニーズ事務所のイメージは「日本屈指の芸能事務所」ではなく「性加害」のイメージが先行される状況なのに社名を変更しないことの理由はどこにあるのでしょう。

 

 今までの歴史を築いてきた人たちの中には、かつての栄光を守りたい気持ちもあるとは思います。社名を変えることは「アイデンティ」を変えることですから、変えることへの抵抗があるのはあたりまえです。ですが、第三者委員会の提案に沿うことなく、社名を変えなかった理由も今後わかってくるのでしょう。

 

 藤島ジュリー氏は「タレントは自分の努力で今の地位を築いた。今後も応援してやってほしい」という主旨のことを言いました。これは性加害によりスターの道が開けたという見解への、そして今の地位を築いたタレントへのどちらにも向けた言葉だったと思います。

 

 「タレントは自分の努力で今の地位を築いた。」とおっしゃるなら、いまその「タレント」がその事務所に所属していることにより、どのような影響を被るのか事務所として何ができるかも明示していってほしいです。

 

 東山紀之氏は「命をかけて取り組む」といいました。「命をかけて取り組む」という言葉は簡単な言葉ではありません。

 

 本当にたくさんの方が被害に遭われて、その被害から離れた今もPTSD で苦しんでいらっしゃ方もいます。被害者の方の気持ちを思うと私も心みます。当時は告発をしても、裁判にまでなっても、問題を解決できなかった。

 

 ジャニーさんの「権力」が絶対だったのだと思います。公平な報道をする報道も忖度があったのだと思います。

 

 日本ではなく、イギリスのメディアが報道することから、大きな流れが生まれたこの問題、今は人権や一人ひとりが尊重される時代になりました。(③につづく)

 


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