NHKの情報番組、あさイチ。今朝は「わたしの台所物語」という特集がありました。
3人の方の台所が紹介されるよう。2人目まで見れました。その2人目の方のエピソードがとても印象に残りました。
うろおぼえで、私の解釈による部分が大きいですがこんなお話でした。
東京で50代半ばまで働いていた男性、早期退職をして現在は田舎に帰り、1人暮らしをしています。
東京で働いているときは、仕事にのめり込んで、お付き合いをしていた方との結婚のタイミングを逸し独身。月日が経ち、食事をしているときにふと食事をとる(栄養を摂る)ために食べていて、食べることを楽しんでいないと気づいたそうです。
そう思ったのは、幼少期の姉の教えでした。このかたのご両親は離婚されたようで、生きることで大切なことは姉が教えてくれた、当時暮らしていた田舎の自然の中で生きる術を教えてもらったそうです。
この方は都会暮らしをやめて田舎に帰り生活しています。そ自らお肉とお豆腐、お野菜を準備して、鍋を楽しむ姿が映りました。
そのときに「1人で寂しくないですか?」と番組スタッフに聞かれて「寂しくないですよ。楽しいです。姉に教わったことがあるのです。1人だとしても、離れていても、時間が経っても、繋がっている人とは続くから心配することはないと」
私は朝からこの一言に釘付けになりました。
大人になって、年齢を重ねた今、一番心を許している友人は誰か、話したい友人は誰かというと、それは日常で会う人ではないように思います。
1人思い浮かぶのは、会うのは1〜2年に1回ですが、私が心身のバランスを崩した後に、一緒に旅行をした友人、その時に彼女が私に「(自分の娘から)お母さん友達少ないねって言われた。そのとき、〇〇(私)とはいつもあえるわけじゃないけれど、〇〇とずっと友達でいれたらそれでいい」と言ってくれました。
私も同じ思いでした。そして、しばらく連絡を取り合っていなくても、ライン等で二言みこと言葉を交わせば時間のブランクは感じない。物理的にははなれていても、心はつながっている。
そう思う友達は1人いるごとは、ありがたい。感謝しました。