今を大切に生きる

心豊かに生きていきたい

善意の連鎖

 私は運転免許を持っています。しかし、完全なるペーパードライバーです。実家に帰ると例えば買い物等の運転は、父か母がします。父も母も高齢者ですが、自宅近くは運転しています。

 

 父は5年くらい前までは、遠出もしていました。しかし、ここ数年は、自分から遠出で運転するのは負担だと話し、遠出の運転はしなくなりました。自分でそのように線を引くことはとても良いことだと思います。

 

 近所の運転に関しては、歳を取れば取るほど、車は必需品のように思います。買い物ひとつとっても、重たい荷物を運ぶこと、散歩を兼ねてリュックを担ぐ等していても、この暑さでは、それも推奨できません。

 

 自動運転等、ドライバーの運転に関する判断や技術が軽減される仕組みが、早く一般的になったらいいなと思います。また、考え方として、買い物や病院等をタクシーで行う。車の維持費を思えば、それもありだと思いますが、最近はタクシー、特に空車の台数が減っているように感じます。高齢化は進みます。このような社会課題も解決の方向に向くといいなと思う今日この頃です。

 

 実家に帰り、父と車で買い物に出かけた時の話です。大きな道の隣を並行して走る道を通って買い物に行きました。その道は地元の人でないと通らないような道です。道の幅は車側両側通行できるくらいの幅はあるけれど、交差するときは、ゆっくり走らないと怖いかなというような感じです。

 

 その道を走っていたときのことです・その道の幅は、行きしなに、対向車が見えてきました。そうすると、少し先で対向車が止まっています。注射するのかなと思ったら、こちらの車(対向車)が通り過ぎるのを待つために止まってくれていたのです。挨拶をしてすれ違いました。また、しばらく行くと、対向車が見えました。そうしたら、その対向車も、止まってくれ、こちらの車が通り過ぎるのを待っていてくれたのです。とても嬉しい、温かい気持ちになりました。

 

 買い物を終えた帰り道、同じ道を通ると、対向車が見えてきました。父は端に寄せて、対向車を待ちました。3台通りすぎました。どの車のドライバーともに、会釈や、ライトで挨拶をしていかれました。

 

 善意の連鎖、とても気持ちが良いコミュニケーションでした。このような気持ちを持つことはとても大事だと感じました。