昨年秋のはてなブログ10周年特別企画から今週のお題に興味を持つようになりました。はてなブログ今週のお題「復活してほしいもの」に参加します。
「復活してほしいもの」いろいろ考えていくと、コロナや時代の変化によって、閉店した情緒や風情があるお店が復活してほしいと感じました。そこから感じたことを綴ります。
具体的には、コロナで観光客が減り閉店した温泉旅館や老舗料亭、例えば東京の柴又にあった「川甚」。こちらは、開業から230年ほど続いた数多くの文豪たちにも愛された日本料理店、柴又の帝釈天、矢切の渡し、映画「男はつらいよ」の界隈にありました。
子供のころから閉店するまで複数回お伺いしたことがあります。川魚がおいしく、鯉の洗いや鰻がとてもおいしかったことを覚えています。
お店の思い出にはお料理もありますが、その場を一緒に過ごした人や時間も思い出です。その場所に行くとその時の出来事や気持ちが思い出されるものです。その思いをした場所がなくなるというのは寂しいものです。
コロナ禍で、東京では、川甚に限らず、歌舞伎座の近くにある老舗お弁当屋さんや老舗洋食店も閉店しました。また、老舗の温泉旅館も幕を閉じたところが複数ありました。訪れたことがなくとも、老舗の閉店は寂しい気持ちになります。
一方、続いているものとしてうれしかった記憶もあります。小さいころ良く行ったラーメン屋さん、お店の場所も変わり分店となっていましたが、いつも食べていたラーメンを注文すると同じ味がしました。本当にうれしいものです。また、小さいころのことを思い出しました。
私が「復活してほしい」とおもうものは、人が集まる場だったり味という「リアル」な体験をした場所が多いです。
これからの時代、デジタル化が進み、「リアル」でしか体験できなかったものが、「バーチャル」で体験できるようによりなっていくと思います。それもすごい速さで変わっていくのだと思います。
今はコロナで飲食や旅行もままならない部分もありますが、これからは「リアル」で感じていた体験、場所が減っていくように思います。
「バーチャル」には「バーチャル」の良さがあると思います。将来の自分が「リアル」と「バーチャル」をどのように感じているかはわかりませんが、私は「リアルで体験した思い出を大切にしたいと感じました。