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愕然とした事故


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 痛ましい事故が起きた。英豪華客船タイタニック号の残骸の見学ツアーを行っていた潜水艦「タイタン」が水圧に耐えられず破壊されたという。

 

 この事故でお亡くなりになられた方、お亡くなりになられた方のご家族にこころよりお悔やみを申し上げます。

 

 なんだかびっくりすることだらけで愕然としました。このタイタン、潜水艦としての検査も受けていないし、そもそも、タイタニックが沈む海底の水圧に耐えられる構造ではなかったともいう。加えて、調査目的の潜水艦を観光目的に利用する。終いには、タイタンの申込書には、死亡や高度な後遺障害が残った場合も、主催者は免責されるという主旨のことが書いてあったそうだ。免責とあわせ今まで事故は起きたことがないとも書かれていたと報道で見たような気もします。

 

 申し込みをされた方々は申込書にサインして乗船された。なので何も言えないのかもしれません。ですが、そもそも安全に耐えうることができない機材でツアーを実施したならば、それって、どうなのでしょう。また、専門家の発言では潜水艦と言えど、研究用と旅客用では作りが異なる。研究用の潜水艦で観光をするというのもどうなのでしょう。

 

 それでも既成事実として今まで事故がなかったという方が優先順位高くみられていたのでしょうか。「事故が起こってないから大丈夫だよ」とみられたのでしょうか。それともタイタニック号を見るという冒険を経験することにはリスクが伴うのは承知の上だったのでしょうか。

 

 最近、企業間での不正や車の製造工程が抜けていたこと等が報道されることが増えました。また、知床での遊覧船の痛ましい事故もありました。ことの種類は違いますが、安全基準に達していないことが見逃されてきたという点ではタイタンの例と似た話だと思います。

 

 タイタンの例は最たるものですが、もしかすると世の中には一定数このようなことがあるのかもしれません。何を信頼したらいいのでしょう。


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