今を大切に生きる

心豊かに生きていきたい

粗食


スポンサードリンク

 若いころ、仕事帰りに週の半分~全日、会食(いわゆる飲み会)が続くことがありました。

 

 プライベートの飲み会もありましたが、会社の上司や先輩に誘われたら、仲良くなりたかったり、認めてもらいたかったりで、積極的に参加していました。必要な人とのコミュニケーションは楽しかったし、人脈を広げることになりましたが、中には断れないお付き合いの会もありました。

 

 食事はテーブルを囲む人同士で話が完結する人数、2~3人がベスト多くても4人位までが好きです。また、大人数で差しさわりのない話をするよりも、少人数でしっかりと話したい。職場の二次会やカラオケ等はあまり好きではありません。

 

 大人数での任意の会食や二次会を断ることに最初は勇気がいりました。しかし、理由をつくって参加しない実績ができると、だんだんと誘われなくなります。寂しい気持ちもありましたが、並行して飲み会に参加しなくても、真の人間関係、人間関係を築きたい相手には影響がないことがわかってきました。

 

 自分が人間関係を築きたいと思う人と大人数の飲み会で同席しても自分が望む会話をすることは難しい。また、大人数の飲み会2時間よりも、15分でも少人数で話すほうが、コミュニケーションが成り立ちます。

 

 コロナウイルスの感染拡大で、気の進まない会食の設定自体がなくなりました。大人数での飲み会を楽しむ人の中には、ズームでオンライン飲み会をする人もいるようです。私は話をしたい人とだけオンラインで会話を楽しむ。実際に会って話をする方が楽しいけれど、オンラインで話せることは嬉しいことです。

 

 話はそれましたが、若いころ会食が続くとある程度の段階で体調不良をきたします。そのときどきは美味しくいただいていても、食べすぎと飲みすぎ、寝不足が重なり、バランスが崩れていくのです。

 

体調不良になったときの回復法として決めていたことがありました。

 

粗食を楽しむこと。

 

粗食というと粗末な食事という意味ではなく、必要なものを丁寧につくり美味しく食べるという意味です。

 

 ごはんを炊き、お味噌汁をつくる。ほうれん草をさっとゆでてお醤油をかける。解いた卵をアツアツのフライパンで半熟で焼き醤油をかける。それが私の粗食です。

 

 粗食を味わって食べると不調をきたす何かが満たされました。必要以上の食べ物、飲み物を身体に入れ続けていたこと、またお付き合いが続きこころにストレスをためていたこと。粗食は自分に還ることにつながっていました。

 

 最近は会食もなくなり、粗食の時間をつくろうとは思わななくなりました。ですが、自分にとってここちの良い食事、在宅勤務時の昼食等でこのメニューを楽しんでいます。

f:id:pleasantbreeze:20220116140804j:plain


スポンサードリンク