私が長く働いてきた会社では、「自分が困らないからと放置しておける人」がいます。また、上の上の上司から「上司を育ててほしい」ということを言われたことがあり、そのようなことを記載しました。
後者の「上司を育ててほしい」私が勤続数十年を超えるベテランなため、上司が自分よりも若い年齢の人になっていることも要因の一つではあると思います。
ですが、皆さまからいただいたコメントを拝読し、「自分が困らないからと放置しておける人」がいて、それがまかりとおっていること、また、上の上の上司から「上司を育ててほしい」ということ自体が変なことだということがわかりました。
数十年働いていて、「変だよな」だと思うことは何度かありました。ですが、そのころは、自分に力があればなんとかなると本当に思っていました。
私はこのような状況で、自分に何かが足りないだったり、自分でどうにかしようと頑張ってきました。他人がやらないことを頑張ったって、その他人が楽になる。そういう私の姿勢を利用し、手を抜いてきた人はたくさんいたのだろうと感じました。
「変だよな」と思う視点で見ると、会社の中の嫌らしい仕組みがどんどんと見えてきます。また、変だと思う自分の感性もおかしくないと感じました。
会社って、権力者に利得が集まる。地の時代みたいな価値観の塊なんだなと思います。
その中にいるとそれが当たり前になる。こうやってブログでいろいろな気づきをいただくことは私にとって新たな気づきを得ることにつながっています。ありがとうございます。そしてもう一つ気がつきました。周りが変であろうことの気づきもそうですが、それに合わせてどうにかしようとしていた自分も変だったのです。
まさに井の中の蛙大海を知らずでした。
サイボウズという会社をご存じでしょうか。サイボウズでは、会社の経営をガラス化すべく経営会議に社員誰でも参加できます。そして、全員が取締役という方針を打ち出し、取締役を立候補制にしたこともありました。
世の中、新しい価値観に移行している会社はたくさんあります。私も新しい価値観に移行しつつあります。それでも、地の時代の価値観を感じ取ってイラっとしてしまう。もうこういうことは終わりにしたいです。いや、します。
会社を離れたら仕事を離れたら頭から離れるように変われました。自分が自分の行き先を見失わなければ買われると信じています。