何でもない、特に印象に残ることもない日常。ずっと家にいて家族と過ごす時間。何て尊くてありがたいのでしょう。
離れてみるとわかるものです。当たり前に繰り返される穏やかな時間がどれだけ尊いか。その時間は心穏やかで常に満たされている。その時はわからないけれど、離れてみるとわかる。
目の前の「今」に集中できるようになりました。
会社から一歩離れたら会社のことは頭から抜ける。これだけはまだすぐというわけではないけれど、帰り道、家に近づくにつれどんどん頭から抜けていきます。家に帰ればほぼ抜けています。
勉強をし始めたら勉強に集中する。気の合う友達とあっているときは、勉強のことも会社のことも頭から抜けて目の前の「今」に集中する。
実家に帰った時は、通常の暮らしを思い出すことはない。目の前の「今」、実家の暮らしに集中し、存分に楽しむ。
目の前のことに集中して、その時々に集中して生きることはとても豊かなで、豊かに生きているということだとわかってきました。
具合が悪くなると、体調がわるくないことがどれだけ尊いことかがわかる。
食べれなくなると、食べれることがどれだけありがたいことかわかる。
眠れなくなると、眠れることがどれだけありがたいことかわかる。
目の前の「今」を楽しむことができ、積み重ねることができるようになると、自分がどこを前にするか、どこに軸を置くかがわかるようになる。
それがわかってくると、何かに縛られ続けるのではなく、自分が進みたい方向を自分で決めることができる。
そしてずっとわからなかったこと「嫌なことはやらなくていい」という意味が少しわかってくる。「嫌なことは続かない」という意味もわかってくる。
こうやって、目の前の「今」に集中して、その時々を味わう。目の前のことだけに集中して行動していく。
そうすると必ずことは前に進む。漠然と進み始めたことでも、自分がどうしたいか、どうありたいかも徐々に明確化していく。そして、道が開ける。これまでがそうであったように。
自分が「これをやる」ときめて信じて前に進む道もある。どちらの進め方もいいと思う。
焦らずにいっぽずつ前に進む。これが確実に前に進む方法だと思う。