出勤した際のお気に入りのメニュー、おにぎり屋さんにあるおにぎりセットです。
そのおにぎりは、炊飯器からよそった暖かいごはんで作るおにぎりです。ご飯には適度な塩気があります。そしてふんわりとしたご飯の間に具材が入っています。海苔をまとっています。
暖かいおにぎりとお出汁とお味噌が効いた少し濃いめの熱いお味噌汁がセットになっています。
おにぎりの温度、私は常温のイメージがあります。ご飯が暖かいと、より一層、とても美味しく感じます。そして心が温かくなります。
今福祉心理学を勉強しています(試験勉強です)。子供(幼児)が愛着を感じるようになるには、暖かい食事を食べ、洗濯をした清潔な衣服に身を包んだ時の快適さ等が愛着を作る要因の一つとなっているそうです。愛着とは支特定の人との強い情緒的な絆のことです。
愛着を形成する相手は、実の親のこともあれば、施設での保育者であることもあります。幼い時に、このような体験がないと愛着が形成されなくなる。それはその後の人生に大きな影響を与えます。
暖かいおにぎりと熱い味噌汁。
出来立てでなと味わえない。それを味わったときの喜びや安心が、提供してくれた人への信頼だったり、感謝の気持ちが芽生えるのだと思います。
大人がその暖かいおにぎりを熱いお味噌汁を飲むと、自分が育った頃に感じた喜びを母親をはじめとした養育者が作ってくれた食事、そのむくもりを思い出すのだと思います。
小さい頃に自分の消化能力に合わせて作ってくれた食事、体調を崩した時に胃へ負担をかけないような消化の良い食事、食べたいものを作ってくれる、帰りが遅くなっても、一番美味しい状態で食べれるようにしてくれる。母親のありがたさを感じます。
自分が大人になってみると、これがどれだけ大変なことか、また愛情がないとできないことかわかります。私は今一人暮らしですが、暖かい食事を食べたいと思っても、お弁当で済ませたり、夜ご飯の決まった時間にご飯が食べれるように準備することはとても大変なことです。
お弁当やお惣菜が続くと、食べた時は空腹は満たされますが、心が満たされる具合が少なように思います。そのようなときに、自宅で作ったたきたてのごはんとお味噌汁をのむだけでも心が満たされます。
それは愛着を形成するときとおなじような過程をお思い題して心が満たされていくように感じます。