VACILANDO（ヴァシランド）という言葉をご存じでしょうか。
面白法人カヤックさんによると、
VACILANDO（ヴァシランド ）とはスペイン語で「どこへ行くかよりも、どんな経験をするかという過程そのものを大切にする旅」といった意味です。
とあります。
私はこの言葉が大好きです。
旅を計画するときも、まさに「どこに行くか」よりも、「その場所でどんな気持ちになりたいか、どんな経験をしたいか」を考えて計画します。旅の目的は目的地に行くことではなく、そこでの過ごし方を味わいたい。
例えば、ウナギを食べたい。新幹線にのってウナギの名産地に行き、うな重や白焼きを頂く。そのときのウナギが口に入ったふわっとした感じ、「おいし～！」という笑顔、うな重の輝き、お店の人が教えてくれるウナギの話や一緒に行った人と会話等々、その時間、経験が宝物になります。
京都の竹林に吹く風の音、吹く風を感じること、その感覚であったり、海に太陽の光がさし、水面がキラキラとか輝いていて、それを見て感じたこと。そういう満足感を味わいたいから旅に行くのだと思います。
人生も今生を楽しむ一度きりの旅です。長いような、あっという間のような。誰一人同じではない旅です。その旅の中身は、自分で作れるところもあると思います。昨日に戻ることはできない。未来を生きることもできない。今をどう生きるか、今どうあるかは常に自分が選択しています。
人は生まれた時に、魂の目的を持って生まれてくるといいます。魂の目的とは、人生を通じて魂の成長、学びを決めていることです。魂の目的を探し続ける人もいますし、早くに見つけて魂の目的を叶える人もいるのでしょうか。
私が心身のバランスを崩し今に至ります。その経験人生を通じての魂の成長に向けた、今世で学ぶ大きなテーマだったのかもしれません。苦しく、二度とあのような経験はしたくありません。ですが、その経験から私は変わりました。それは私の財産になっています。そして、私の魂が輪廻転生するのであれば、次に大きく影響する経験だと思います。
今、足元の日常を大切に、興味を持つ。毎日毎日のささやかだけれど、ありがたい毎日。それを積み重ねられることはとても幸せだと思います。
VACILANDO（ヴァシランド）
人生を旅というならば、「どんな経験をするかという過程そのものを大切にする旅」なのだと思います。
これからもいろいろな経験をして、こころの財産を増やしたい。学び続けたいと思います。
