一緒に働いている「仕事を覚えるフェイズの人」絵にかいた「猪突猛進」タイプ。鬼滅の刃の「嘴平伊之助」も猪突猛進タイプですが、その特徴は異なります。
猪突猛進とは、ひたすら目標に突き進むこと。
伊之助は野生の感から、全体を見る目も持ち合わせている。全体を野生の感で捉え目標を定め突き進む、そんなキャラクターと感じています。
仕事を覚えるフェイズの人は、自分が問題とおもうのか課題だと思うことに、自分の考えに注力(固執)します。誰しも、自分の考えに注力するところがありますが、その傾向が強いです。
自分がロックインした目標には、自分の見えている範囲でひたすら突き進むのですが、全体の視点はあまりなく、また、自分に与えられているあまり興味がない(のかわからない)業務との対応差が激しいです。興味がないものには自分の意見はありません。
自分の考えに固執する例として、例えば、5つの実績から何かの傾向値を出したいとき、3つは指標A、2つは指標B(Aと一緒に発生)がデータとしてあったとします。本来はすべて指標Aで傾向値を出すのがベストですが、うち2つはデータがない。2つは指標Bしかない場合は、どうしたらいいでしょうか。
目的は傾向値を出すことですから、2つは別指標という注釈をすれば、傾向値は掴めます。実際にすべてのデータを指標Aで取れないのですから仕方ありません。
それを説明しても、指標はすべて同じでないと意味がないと言い張ります。本人は納得していませんでしたが、指標A、指標Bを混在したデータでまとめてもらったところ、集計モレがありました。確認、検算が不足しています。そこを指摘しても本人は何もいいません。
確固たる意志があるのかないのか、プライドが高くて聞き入れることができないのかわかりません。
あまり自分の考えを言わずに他人の考えをまとめようとするところもあります。おそらくわからないのだと思います。
自分の意見を持つことは素晴らしいことですが、それ以上に大切なことは他人の意見を聴くことだと思います。
私自身が他人の意見を聴けないところがありました。相手が親身に言ってくれたことを自分が否定されていると感じ素直に受け止められなかった。頑なでした。
仕事を覚えるフェイズの人はいわれたことにまっすぐで全力で頑張ろうとする分、上の人たちは使い勝手が良いのかもしれません。それで「できる」と思い、仕事を増やしているのかもしれません。
はてさて、どのような人に育っていくでしょう。他人の考えをまとめることも大事ですが、他人の力を借りる進め方をしていたら、そういう仕事ができる人になるでしょう。私は自分の頭で考える方が先だと思います。
こういう人にも人としては最低限のあいさつや礼儀を交わすにとどめ、距離を置き、線を引きます。